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チャンスあれば「イエス」と 女性活躍へ自ら意識改革 グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット

日経ウーマノミクス・プロジェクト

2018/3/6

討論する(左から)カサノバ、馬、エモットの各氏(東京都港区)

 世界を舞台に活躍する女性リーダーの育成やダイバーシティ(人材の多様性)推進に向け、日本経済新聞社は2月15日、「グローバル・ウーマン・リーダーズ・サミット」を東京都内で開いた。日本の未来と女性の活躍をテーマにしたパネルディスカッションでは、女性が力を発揮できる組織のあり方や、変化の時代にチャンスをつかむために意識しておくべきことなどを議論した。

 司会 グローバル化が進み、女性を取り巻く環境が随分変わってきました。日本の女性活躍の現状についてどう思いますか。

サラ・カサノバ氏 日本マクドナルドホールディングス社長。1991年にマクドナルドカナダ入社。2004年からの最初の日本勤務では「えびフィレオ」などヒットを生み出す。13年から日本マクドナルド社長。14年から現職。

 日本マクドナルドホールディングス社長 サラ・カサノバ 女性を労働に参加させることは、経営判断などに多様性を反映させることにつながる。顧客の観点から見れば、女性が意思決定の役割を担うのは重要。顧客の半分が女性だからだ。労働契約や人事政策の見直しを進めることはとても良い。だが、仕組みを変えても私たち自身の意識や振る舞いが変わらなければ意味はない。

 東京エレベーター社長 馬英華 日本に比べて中国ではもっと女性活躍が進んでいると感じる。例えば、店に行けばサービスや会計を仕切っているのは女性で、すぐにトップの立場なのだと分かる。一方、日本では女性が他の女性を尊敬していないように感じることがある。政府主導で女性活躍を進めるのは良いことだが、まずは同性である女性を尊敬し、自分にも誇りを持つことが重要だ。

ビル・エモット氏 国際ジャーナリスト。1993年に英エコノミスト誌編集長就任。現在は国際ジャーナリストとして「日本経済を復活させる日本女性の強み」をテーマに取材中。2016年旭日中綬章を受章。

 国際ジャーナリスト ビル・エモット 女性にとってやりやすい仕事や働きやすい職場環境など、女性の登用は業界によって温度差がある。

 司会 マクドナルドではどのように女性のキャリア形成を支援していますか。

 カサノバ 08年ごろから管理職など女性の登用を積極化し始めた。店長の女性比率は7%から足元では約24%まで上昇している。管理職の女性比率も4%から17%に改善した。もっとも、満足はしていない。道はまだ長い。女性でも男性でも自らの能力を最大限生かせる企業にしていきたい。当社には女性のリーダーシップネットワークがある。カナダや日本、米国などに根を張っており、女性が集まり互いに学び合っている。他社とのネットワーキングも進めている。

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