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Nintendo Labo体験会 子どもたちが工作に夢中に

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日経トレンディネット

会場を満たしたのは、16組の親子たちの笑顔、笑顔、笑顔! 2018年2月に都内某所で任天堂が開催した体験型イベント「Nintendo Labo Camp!」(ニンテンドー ラボ キャンプ)は、参加者みんなが親子で工作に熱中し、満面の笑みになるという、かつてないタイプのゲーム体験会だった。既にロンドンやニューヨークで同様の体験会は開催済みだが、ついに日本で開催されたので、その様子をリポートしよう。

今回のイベントは、任天堂が4月20日に発売予定の「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」向けオプションパーツ「Nintendo Labo」を抽選で選ばれた親子が先行体験できるというもの。Nintendo Laboは段ボール製の組み立てキットになっており、Nintendo Switchと組み合わせることで、さまざまなコントローラー(トイコン)を作ってゲームを楽しめる。イベントでは、任天堂スタッフのアドバイスの下、親子で力を合わせてトイコンを完成させた。

リモコンカーが動くともう夢中

最初のプログラムは「リモコンカー」の作成だ。段ボールからパーツを切り抜き、リモコンカーの形に組み立てる。それにNintendo Switchのコントローラー「ジョイコン」をセットし、最後にNintendo Switch本体のタッチパネルで操作すると、セットしたジョイコンが振動して、リモコンカーが走り出す。

当初は戸惑う姿も見られたものの、徐々に工作に熱中する子どもたち。完成したリモコンカーが動き出した瞬間、子どもたちの目の色が明らかに変わるのが分かった。たった今、自分の手で作った段ボール製のリモコンカーが、思いのままに動き出し、さらにはターゲットに向かって自動走行したり、テーブル上にシールで作った白線上をなぞるように走り出したりする。それを見て、子どもたちは一気に夢中になった。Nintendo Laboはイベント開始30分で、子どもたちの心をわしづかみにすることに成功した。

釣りざお型トイコンで釣りゲーム

続いて、子どもたちは釣りざおの形をしたトイコンの作成に挑戦。パーツ数がかなり多く、複雑に折り曲げなければいけない高度な工作が要求されるが、ラジコンカーで受けた衝撃から覚めないままの子どもたちは、みんな工作に没頭。Nintendo Switch本体に表示される、作成の手順を真剣に見つめながら、20分ほどの作業を黙々とこなしていった。

ここで驚かされたのは、低学年の子どもたちまでもが、親の手助けを振り払うようになったことだった。「パパは、制作手順を示すソフトのページめくりだけやって!」とばかりに、段ボールを組み立てる作業を自力でやりとげようとする。

トイコンが完成すると、任天堂のスタッフは、すぐさまそれを使ったゲームを用意。子どもたちは、自分の手で作ったばかりのトイコンのリールを巻き上げ、魚を釣り上げるゲームを楽しんだ。

長丁場も飽きない子どもの集中力

今回のイベントで実際に組み立てたのはこの2種類だけ。その後はNintendo Laboの仕組みの解説や、今回は組み立てなかった残りのトイコン――「ピアノ」「おうち」「バイク」――でのゲーム体験、子どもたちの代表が「Robot Kit」を体験するコーナーなどが続いた。子どもたちは誰一人飽きた様子を見せなかったばかりか、途中に3度あった休憩時間も席を離れず、自作のトイコンで遊ぶ子どもが続出したほどだ。

3時間という長丁場のイベントで、ゲームで遊ぶ時間は実質1時間にも満たなかったにもかかわらず、子どもたちは驚くほどの集中力を保ち続けたのである。子どもは「自分の手で、何かを作る」ことが大好きなんだ、ということが実感できるイベントだった。

子どもを子ども扱いしない商品

イベントを取材して、もっとも印象的だったのは、「Nintendo Labo」は子どもを「子ども扱いしない」商品だったということだ。

さあ、自分で作ろう! 段ボールを切り抜いて、自分の手で組み立てよう! ――工作手順を示すソフトに導かれるように、子どもたちは自力で頑張る気持ちをどんどん強めていく。イベント会場にいた大勢の任天堂スタッフも、工作そのものは決して手伝わず、ただアドバイスを送るにとどめていた。うまく作れても「わぁ、すごーい」といった安易な言葉で褒めず、「君ならできて当然だよ」といった態度で接し続けた。

すると、当初はおぼつかない様子だった低学年の子どもたちも、1人で段ボールを組み立てようと挑戦し始める。商品も、イベントスタッフも子どもたちを安易に子ども扱いせず、大人と同様にきちんと接するからこそ、子どもたちはいきいきと自発的に動き始めるのだと感じた。

そして自力で作ったものが魔法のように動き出したとき、子どもたちの目の色が変わった。その瞬間は、取材していてちょっと感動したほどだ。Nintendo Laboが発売された後には、世界中の家庭でこんな幸せな光景がありそう……そんな予感がするイベントだった。

(ライター 野安ゆきお)

[日経トレンディネット 2018年2月20日付の記事を再構成]

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