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インバウンド最前線

訪日クルーズ船の寄港、3年で倍増 九州・沖縄に集中 港湾整備が急ピッチ、乗客に「お金」落としてもらう仕掛け課題

2018/3/2 日本経済新聞 朝夕刊

クルーズ船から下りる外国人観光客(福岡市博多区の博多港)

アジアからのインバウンド(訪日外国人)の増加に伴い、クルーズ船の日本への寄港が増えている。日本経済新聞社の集計によると、2018年は15年の約2倍の3000回超となる見通しだ。中国発着のツアーが多く、17年は地理的に近い西日本への寄港が8割だった。特に九州・沖縄は港別ランキングの上位10カ所のうち8カ所を占めた。クルーズ船を地域活性化の切り札にしようと、自治体の間では港湾整備など受け入れ体制強化の動きが広がっている。

17年の寄港数トップ25の港湾の18年の寄港数をまとめたところ、日本海側では朝鮮半島情勢の悪化などにより寄港数が減るものの、全体では1割強増える見通し。17年には25港湾で2230回と全国の8割を占め、全国では2765回と前の年に比べ37%増えていた。

17年にクルーズ船が寄港したのは全国約120カ所。回数ベースでは西日本が全体の8割を占めた。2年連続で、海に面さない内陸県8つを除いた39都道府県すべてに寄港した。クルーズ船の旅行商品を企画するクルーズバケーション(東京・中央)の木島栄子社長によると寄港数の「西高東低」は「中国発着の4~5泊の短期ツアーの場合、西日本への寄港が中心になるため」だという。

(トップ25のランキングは次ページに)

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