ロボアドバイザーってどんなもの? イチから教えてロボアドバイザーを学ぶ(上)

写真はイメージ=123RF
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日本にロボアドバイザー(ロボアド)が登場して約4年がたちました。ここ1~2年で急激に種類が増え、ロボアドという文字をよく目にするようにもなってきましたが、まだ誰もが知るサービスとはいえません。そこで日本経済新聞出版社のムック『ロボアドバイザーでお金を増やそう!』の一部を転載しつつ、ロボアドの仕組みや長所、将来像などを3回にわたって探っていきます。

簡単な質問に答えれば資産配分を提案

「ロボアドバイザー(ロボアド)」とは、コンピューターのアルゴリズムに基づいて資産運用のアドバイスを行うサービスです。金融とITを融合させたサービスを提供するFintech(フィンテック)企業や銀行・証券会社などの金融機関が、主にインターネットやスマートフォンのアプリケーションでサービスを提供しています。

インターネットやアプリケーションを通じて、「年齢」や「年収」、「現在の預貯金の額」、「毎月の積み立て貯蓄額」といった簡単な質問に答えることで、回答者に合った資産配分(ポートフォリオ)を提案してくれるのが最大の特徴です。質問には、「資産運用の目的は?」、「株価が1カ月で20%下落したら?」といった、回答者のリスク許容度(受け入れられるリスクの度合い)を判断するものや、「あなたの使っているスマホの新作が出ました。どうしますか?」といった回答者の性格を知るためのものもあります。

現在、ロボアドには「投資一任型」と「アドバイス型」の2種類のタイプがあります。投資一任型は、提案されたポートフォリオに合わせて、実際に運用をスタートします。

投資一任型の多くはETF(上場投資信託)という金融商品で運用します。ETFの売買やマーケットの状況によって資産の配分を調整する「リバランス」も自動で行ってくれます。

一方、アドバイス型は、その名のとおりポートフォリオの提案(アドバイス)のみを行うタイプのロボアドです。そのため、投資対象の売買やリバランスは自分で行います。

手軽さが売り、100円からはじめられる

資産運用のアドバイスを受けて、投資商品の売買やポートフォリオの構築、リバランスをお任せする点で、「投資一任型」のロボアドは金融機関が提供する「ラップ口座」という対面型の資産運用サービスと似ています。ラップ口座と比べてロボアドは、インターネット上で取引や相談が完結するため手数料が安いのが特長です。