ガールズグループ予測 次のスターは韓国発と声優型
最近の新人ガールズグループに顕著な傾向は、デビュー直後から高いレベルのCDセールスやライブ動員を記録する「ロケットスタート型」が目立つこと。デビュー2年目でCDセールス80万枚超えを記録した欅坂46や、日本デビューしていきなりセールス20万枚を超えた韓国発のTWICEが代表例だ。彼らに続き、今年ロケットスタートを切りそうな候補を予測してみた。
まずTWICEに続くスターとなりそうな韓国発は、「Red Velvet」が最有力候補だろう。東方神起や少女時代を輩出したS.M.ENTERTAINMENT所属の5人組ガールズグループだ。その名の通り、強烈で魅惑的なカラー「Red」と、女性らしく優しい「Velvet」の両面を併せ持つのが特徴。3月28、29日には韓国での初単独コンサート「Red Room」の日本公演を開催。約1万人を収容する、武蔵野の森総合スポーツプラザが会場となる。
一方、アイドルでは声優兼アイドルというコンセプトでアニメ・アイドルファン両方の取り込みを狙うグループが登場。「22/7」は秋元康が総合プロデュースを手掛け、2月に2ndシングルをリリース、ディファ有明でライブイベントを開催した。「=LOVE」は、代々木アニメーション学院で声優としての教育を受けたメンバーで構成し、HKT48の指原莉乃がプロデュース。2月にAiiA 2.5 Theater Tokyoで初の舞台公演を行った。
オーディション番組発のアイドルも活躍しそうだ。「ラストアイドル」は同名の番組(テレビ朝日系)から生まれたグループ。1月からスタートしたシーズン2では、前回勝ち残った7人によるラストアイドルと、敗れたメンバーたちで組む4つのセカンドユニットが、2ndシングル表題曲の歌唱をかけてバトルを続ける。
ももいろクローバーZや私立恵比寿中学などを輩出したスターダストプロモーション芸能3部からは、「はちみつロケット」が3月にメジャーデビュー。1stと2ndシングルを同時にリリースする。
AKB48グループからは、国内6番目の姉妹グループ「STU48」が1月にデビューした。
(ライター 高倉文紀、日経エンタテインメント! 伊藤哲郎)
[日経エンタテインメント! 2018年3月号の記事を再構成]
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