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五輪選手の体にセンサー 計時のオメガ、動きもつかむ 「ビッグデータ」時代幕開け AIと結びつけばコーチ代わり?

2018/2/24

スキージャンプ用のセンサーは板にとりつけた(オメガ提供)

オメガといえば、五輪会場にある電光掲示板の赤いマークでおなじみだ。1932年以来、ほぼすべての五輪でタイムの計測を担ってきた。そのオメガが2018年の平昌冬季五輪で新たな分野に踏み出した。選手の体にセンサーを取り付け、競技中の細かな動きをつかもうというのだ。集めたデータは選手に還元して練習に役立ててもらうとともに、観客にも競技を楽しむツールとして提供する。五輪も「ビッグデータ」の時代に突入しようとしている。

赤い色の電光掲示板は五輪でおなじみ(平昌五輪のスキージャンプ場、オメガ提供)

日本の平野歩夢選手も活躍したスノーボードのハーフパイプ。空中を舞う選手たちの膝下に小さなセンサーが巻き付けられていたことに、どれだけの観客が気づいただろうか。

スタート地点からフィニッシュまでの間には複数のアンテナが立っていて、センサーが発するデータをリアルタイムで読み取る。選手は何メートルの高さまで飛んだのか、いくつ回転して、どんな動きをしたのか。それらのデータが集約されて、オメガのシステムに送られる。

■第1に選手、次に観客のため

「オメガは長年、競技のスタートとフィニッシュに関するすべてのことを把握しようとしてきた。センサーの導入により、その間の競技すべてについて把握できるようになる」。オメガ子会社で五輪などの計時を手がけるオメガタイミングのアラン・ゾブリストCEO(最高経営責任者)は語る。

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