子どもの写真投稿に注意 塾、電柱、運動会で個人特定

日経DUAL

その人の投稿を集めて他の情報と組み合わせることによって、個人を特定できてしまうことがある。(写真はイメージ)
その人の投稿を集めて他の情報と組み合わせることによって、個人を特定できてしまうことがある。(写真はイメージ)
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子どもがSNS(交流サイト)での犯罪被害に遭わないために、親は何を知っておくべきなのでしょうか。地域の安全や犯罪予防を研究する小宮信夫立正大学教授が、実際の事件や事故を基に検証しながら解説します。

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――2017年10月、神奈川県座間市で起きた連続殺人事件は大変ショッキングでした。この事件で殺人犯と被害者を結んだ接点はSNSでした。こういった危険から子どもの身を守るには、どうすればよいのでしょうか。

SNSの投稿が殺人のきっかけを生む

SNSがらみの事件は、街中で起きる事件とは違うように見えますが、実は原則は同じ。「危ない場所を見分ける2つのキーワード」がカギになります。

・入りやすい場所

・見えにくい場所

では、SNSにおいての2つのキーワードについて考えてみましょう。

まず、「入りやすい場所」について。「入りやすい」とは、誰でも自由に参加できるということです。身元を明かして審査を受け、それにパスしないと参加できないようなサイトであれば、「入りにくい場所」と言えます。

一方、ハンドルネームで会員登録できたり、身元を隠したままで書き込めたりするようなサイトは、「入りやすい場所」。アクセスできるサイトを制限するフィルタリングソフトを使えば、多少入りにくくできますが、それにも限界があります。

次に、「見えにくい場所」ですが、お子さんがスマホを使ってSNSで書き込みをしても、親がそれをすぐに察知することはできませんよね。SNSに匿名やハンドルネームで参加している人は、実際はどんな人だかさっぱり分かりません。優しい言葉をかけてくれる人が、実際には子どもを狙った常習犯かもしれません。