マネー研究所

ヴェリーが答えます

仮想通貨のマイニングとは? 計算作業への協力で報酬 参入相次ぎ競争激化 採算に合うか見極め必要に

2018/2/27

「仮想通貨のマイニングについて仕組みを教えてください」(茨城県、70代男性)
マネーを呼ぶ「マネ~き(招き)猫」のヴェリーが、読者の疑問を解決します。

 鉱山から金を掘り起こすイメージになぞらえて、仮想通貨の採掘を「マイニング」と呼びます。ビットコインはインターネット上の台帳に取引データを記録していく仕組みですが、この計算作業に協力すると報酬として新たにビットコインを受け取れます。1回の記帳で得られる報酬は12.5ビットコイン。日本円に換算すると1000万円規模になります。

 マイニングの競争は激化しています。報酬を受け取れるのは、最初に「計算」を解いた採掘者に限られるからです。ネットワーク上の取引データが追記されるのは10分ごと。これが分散台帳技術、いわゆる「ブロックチェーン」です。マイニングはビットコインのやり取りに欠かせない作業なのです。このため、マイニングには計算処理に優れた高性能のコンピューターや安価な電力が必要となります。中国奥地や北欧がマイニングに向いているとされるのは、このためです。

 最近では、マイニングに参加する企業も相次いでいます。GMOインターネット(9449)は今年8月から、マイニング設備の一部を貸し出すサービスを始める予定です。リミックスポイント(3825)子会社で、仮想通貨の取引を扱うビットポイントジャパン(東京・港)もマイニング事業に参入します。

 マイニングの報酬は4年に1回、半減します。ビットコインの値上がりが続けば問題なさそうですが、次第に採算が合うのか見極めも必要になるでしょう。マイニングに費やす電力も膨大です。アイスランドではマイニングの電力消費量が一般家庭を超えるとの予測もあります。

[日経ヴェリタス2018年2月18日付]

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