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ヒットを狙え

サバイバルゲーム市場 屋内施設とガンの進化がけん引

日経トレンディネット

2018/3/8

トイガン・サバイバルゲームの市場は堅調(写真提供:エッジイノベーション)
日経トレンディネット

 その昔は一部マニア向けの遊びだったサバイバルゲームが、大人の趣味として人気を高め、女性客も増えているという。背景にはインドア施設の増加と、エアソフトガンの変化もあるようだ。

 矢野経済研究所が2017年12月に発表した、「『オタク』市場に関する調査」によると、2017年度のトイガン・サバイバルゲームの市場規模は209億円の見込み。前年度比で3.0%増と堅調だ。近年のサバイバルゲーム(以下、サバゲー)のブームにより、新規ユーザーが増加しているという。

 玩具のエアソフトガンを用いて行うサバゲーは、2チームに分かれてBB弾と呼ばれる専用の弾を敵に命中させて倒す(ゲームオーバーさせる)、というのが基本ルールだ。勝敗の決定方法は敵陣に設置されたフラッグを取る、あるいは相手チームを全員ヒットして全滅させるなど、いくつかの種類がある。弾がヒットしたかどうかの判定は当てられた側の自己申告制である。

 もっとも筆者のようなアラフォー世代にとってエアソフトガン自体はなじみのあるホビーだろう。子どものころはプラモデルやミニ四駆などを買いに模型店へ足を運ぶと、そこにはエアソフトガンも売られていた。しかし、本格的にサバゲーをやったことがあるのはその中でもごく一部の人だけ。当時は今のような専用の施設(フィールド)はほとんど整備されておらず、「危険な遊び」と見なす世間の目もあり、どこか後ろ暗いイメージがあった。

 それがなぜ変わったのか。お台場にあるサバイバルゲーム専門フィールド「ブレイブポイント台場」を運営するエッジイノベーション(大阪府吹田市)の生田篤史社長に話を聞いた。

■都市型のインドアフィールドが増加

 生田社長は、「10年ほど前から山奥の私有地を使ったサバイバルゲームの専用フィールドが整備されるようになり、それ以前よりもかなりハードルが下がった」と話す。ただし現在のようにエアソフトガンにまったく触わったことがない層まで普及したのは都市型のインドアフィールドが増えたここ3~4年のことで、銃が登場する『24-TWENTY FOUR-』などの海外ドラマや、『メタルギアソリッド』などのゲーム、YouTubeに上がっている動画を見てサバゲーに興味を持ったという人も多いという。

エッジイノベーションの生田篤史社長(写真:佐藤旅宇、以下同)
ブレイブポイント台場店

 「かつてのようにエアソフトガン好きが高じてサバゲーを始めるという流れではなく、最初からサバゲーが目的というのが近年の傾向」(生田社長)。実際にブレイブポイント台場店を訪れるユーザーは、9割以上がサバゲー未経験者。たまたま通りかかり「ちょっとやってみようか」とライトな感覚で遊んでいく人も多いという。

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