投資の成果は「遅効性」 40歳過ぎからグンと伸びる

日経マネー

そこで、1つ目のルールはこの数式です。

「給料-投資=消費」

そして、投資する金額は毎年の給料の一定率と決めて、それを毎年更新すればいいのです。

2つ目のルールとなる数式はこれです。

「給料×資産形成比率=資産形成に回す資金額」

資産形成比率は、給料のどのぐらいを資産形成に回すかという比率です。つまり年収が上がれば、それに合わせて資産形成に回す金額も増やすようにするのです。

ちなみに、英国では法律で企業年金の掛け金が最低8%に決められました。若い人にとってはなかなか大変な比率ではありますが、将来のことを考えて資産形成比率を8%以上としてはどうでしょうか。年収が上がってきたら、資産形成比率をもう少し上げることも大切です。その時には10%、12%、15%と徐々に高めの資産形成比率を設定してみるといいですね。

【こんなふうに伝えよう】

資産形成は20年、30年と長い時間がかかるものです。ただ、投資に対する考え方をしっかり決めてしまえば、ダイエットほど苦しい気分にならないで継続できるものです。焦らずじっくりと向き合うのが大切です。

イラスト:ふじわらかずえ
野尻哲史
フィデリティ退職・投資教育研究所所長。一橋大学卒業後、内外の証券会社調査部を経て2006年にフィデリティ投信入社、07年から現職。アンケート結果を基にした資産形成に関する著書や講演多数。

[日経マネー2018年4月号の記事を再構成]

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