投資の成果は「遅効性」 40歳過ぎからグンと伸びる

日経マネー

写真はイメージ=123RF
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[親父の悩み]「投資はダイエットと同じだよって先輩に言われたんだけど、それって私には一番難しい」と娘が言う。彼女は投資を続けることの難しさを言っているようだが、諦めさせるわけにはいかないし、どうしたらいいのだろうか。

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イラスト:ふじわらかずえ

資産形成はダイエットみたいなものだ、とよくいわれます。すぐには成果が出ないけど、続けていくことでいつか成果につながるという意味では、確かにダイエットに似ています。ただ、ダイエットのように苦しみ抜かなければならないわけではありません。半面、ダイエットよりはもっと長い時間の努力が必要でもあります。

ダイエットと資産形成の違い

20~30代の人が資産形成を始めるとして、効果が出るまでどれくらいかかるのでしょうか。まず、フィデリティ退職・投資教育研究所が2010年から4回行ってきたサラリーマン1万人アンケートの結果を見ていただきましょう。

資産形成の成果は、退職準備資金が年収の何倍あるかという「年収倍率」で比較することにします。言い換えると、何年分の年収に相当する資金を老後生活のために用意できているかという指標です。なぜこの指標を使うかというと、退職準備資金は年収の多い人ほど比較的早く多く作り上げることから、その影響を取り除くためです。

老後生活のための資金、つまり「退職準備資金」は、一番長い時間をかけて作り上げていくものですから、その分忍耐力も必要です。投資をしている人としていない人で、この年収倍率が年代ごとにどう変化していくのでしょうか。

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成果は40~50代で表れる
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