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「10年で2倍にする」 兼業投資家の株式成功術 頭脳派億万投資家のテーマ株購入法(上)

日経マネー

2018/4/6

写真はイメージ=123RF
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すご腕の億万投資家は、多くの個人投資家が強く意識している投資テーマにどう向き合っているのか。投資手法は異なるものの、共に限られた時間で株式投資を手掛け、3億円の資産を築き上げた2人の兼業投資家に論じ合ってもらった。2回に分けて紹介する。

◇  ◇  ◇

──メインに手掛けてこられた投資法を改めて教えてください。

40代の兼業投資家。営業職で培った知見をベースに、日本株での長期投資を標榜。ストック型のビジネスで売り上げと利益を伸ばし、業容も拡大している企業の株に集中投資する。投資歴は約20年

ろくすけさん(以下、ろ) 長期にわたって価値が増大していく株を持ち続けるのが基本的なスタンスです。究極的には株を売ることを考えなくていい投資をしたいと思っています。というのも、まず会社員なので日中になかなか株価を見ることができない。さらに仕事で帰宅が遅かったりして株式投資に費やす時間も多くは確保できません。そうした中で実践できるものとなると、このようなスタンスの投資だろうと考えました。

保有し続けることを前提にすると、そんなに大きなリターンは望めない。そこで元本を10年で2倍にすることを目標にしました。それには毎年7.2%ずつ運用で資産を増やせばいい。ですので、年間リターンの目標は7.2%に設定しています。

■「持ち続けていれば…」

──長期にわたり価値が増大して持ち続けられる銘柄の条件は?

ろ まず業績が安定して伸びていて、ある程度先までの見通しが立てられることです。例えば、当期純利益を自己資本で割って求めるROE(自己資本利益率)が20%として、純利益の7割を社内留保に回し、残りの3割を配当として株主に支払うと、毎年14%ずつ純資産が増えていく計算になります。この場合、株式投資で目標としている年間リターンの7.2%に対して、6.8%のバッファーを確保できる。ですから、ROEが高くて、それを維持できそうな銘柄を探します。

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