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1秒で、脳を「すぐやる」モードに変えるコツ

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NIKKEI STYLE

日経ウーマン

やりたいことがたくさんあるのについ先延ばししてしまうのは、脳を正しく使えていないからかも。脳が疲れる習慣を取り除き、テキパキとやるべきことに取りかかるコツを、作業療法士の菅原洋平さんが伝授します。

【事前準備編】あなたの脳の「元気度」をチェックしてみよう

睡眠不足だったり、眠りの質が低かったりすると、脳を活性化するのは難しい。まずは睡眠の現状を把握しよう。睡眠の質が改善すると、脳を「すぐやる」モードにしやすくなる。

どれか1つを取り入れて睡眠の質を改善

「下記のうち1つを選んで実行するだけで、睡眠の質が改善されます。2週間続ければ、体の変化を感じられますよ」(菅原さん)

[朝]
 平日と休日の起床時刻の差を1時間以内に
 目覚めたら窓から1メートル以内で朝日を浴びる
[昼]
 起きて6時間後に1~30分、目を閉じる
[夕方]
 起きて11時間後に、できるだけ体を動かす
[寝る前]
 ベッドの中では読書やスマホを"封印"する
 起きる時間を3回唱えて寝る

【STEP1】脳の疲れを取る

生産性を上げるために取り入れている日々の習慣が、実は脳の疲れを招いていることも。まずは、脳を疲れさせる習慣をやめて、物事にスムーズに取りかかるためのエネルギーを蓄えることから始めよう。

脳を疲れさせないために「やめること」

1.パソコンの周りにたくさんの付箋を貼らない

「資料作成など目の前の仕事に集中すべきときに、TO DOなど他にやるべきことの情報が目に入る環境は、脳のエネルギーを無駄遣いすることにつながります。あえて気が散るような環境はつくらないこと」

2.「やればできる」という言葉を使わない

「やるべき仕事を目の前にしながら、『やればできる』『やらなくちゃ』などと頭のなかでつぶやいていても、脳は『結局、今やるべきなの?』と戸惑うだけ。やる・やらないをハッキリさせるのが、脳にスイッチを入れるコツです」

3.SNSで他人の行動をチェックしない

「何気なくSNS(交流サイト)を見続けるのは、脳の"容量"と時間の無駄遣いにつながります。料理のレシピや仕事術など、自分にとって必要な情報を選ぶように意識しましょう」

4.朝食や服装、持ち物をコロコロ変えない

「仕事が忙しい時期は、衣食住など暮らし周りをルーティン化して。逆に、仕事に変化が少ない時期は、朝食メニューや服装を変えたほうが脳が活性化します」

5.「やめたいこと」に関連するモノの置き場を変えない

「"やめたい"モノが毎日違う場所に置いてあると、イレギュラーな状況に脳が戸惑い、つい手に取ったりしてしまいがち。常に定位置に置くよう心がけて」(例:テレビのリモコン、お菓子など)

【STEP2】「すぐやる!」スイッチを入れる

脳に負担がかかる行動を取り除いたら、脳がやるべきことに集中しやすくするコツを取り入れて。どれも、心がけ次第ですぐにできることばかり。「やるべきことがたくさんあるのに、ついダラダラしてしまう」自分とさよならしよう。

すぐやる! 自分になる5つのコツ

1.パソコンのモニターはこまめにOFFにする

気づくと仕事中にネットを見ていたり、ダラダラとメールの返信をしたりしがちな人は、「パソコンを使わないときはモニターの電源を消す」「資料作成中はメールソフトを立ち上げない」など、集中力をそぐ要因を遠ざけて。「1つの仕事は最後までやり切るもの」と、脳に記憶させよう。

2.すぐやる人と一緒に行動する

「脳には、目にしたものを真似る習性があります。テキパキと仕事に取りかかる人と一緒に行動すると、その人の言動に無意識のうちに影響され、自分も似たような動きをするようになります。行動を観察するのはもちろん、仕事が早い人の作業を手伝ったり、隣の席に座ったりするだけでもOK」

3.ペンの書き心地をチェックする

「触覚は、『今ここ』に集中する引き金になります。触覚が冴(さ)えると、物事にすぐ取りかかったり、1つの仕事に継続して取り組んだりしやすくなります。職場なら仕事に取りかかる前に、普段使っているペン先を手帳やノート、紙などに当て、ペンから指に跳ね返ってくる感覚を味わうのがおすすめ」

4.国語辞典を読んでみる

「物事に取りかかるとき、『できない』『面倒臭そう』と思いがちな人に有効なのが、語彙(ごい)を増やすこと。語彙が増えると、物事を言葉に置き換えて理解する力が増します。理解力が増すと、物事に取り組むハードルが下がり、脳がさまざまな物事を『できない』と決めつけることが少なくなるのです」

5.やる気が上がるキーワードを見つける

「自分の体がスムーズに動くときの感情や理由を言葉で表せるようになると、その言葉を頭のなかに思い浮かべるだけで、スムーズに『すぐやる! スイッチ』を入れられます。上司に腹が立つから、やらないと嫌な気持ちになるからなど、ネガティブなフレーズでもOKです」(例:「褒められるから」「人のために」「嫌な気分になるから」「許せないから…」 +「すぐやる!」)

【STEP3】次の作業にサッと取りかかる

食事が終わると、食器を放置したままテレビを見てしまう。昼休み後、仕事モードに戻るまでに時間がかかる……。そんな人は、次の作業をほんの少し手がけておくだけで、取りかかるときの脳の負担を軽減できる。早速、試してみて。

やるべきこと

1.休憩する前に、次の作業に少し手を付ける

「脳は新たな行動に取りかかるときに、膨大なエネルギーを使います。加えて、作業と作業との間が空くほど、始めるのがおっくうに。休憩するときは、手を止める前に休憩後の作業に少し手を付けておくと、サッと作業に戻れます」

2.会議の資料は終了直後にファイリングする

「脳には、1つの作業の初めから終わりまでを"パッケージ化"して考える癖があります」。会議はデスクに資料をしまうところまでやって完了、と脳に覚えさせれば片づけが楽になり、必要なときにサッと取り出せて探し物なしに。

3.食事を終えたら皿を1枚洗う

「食器の片づけを後回しにしがちな人は、箸を置いたその手で皿を1枚だけシンクに持っていき、洗ってみましょう。それだけで、脳は『"食事の作業"は食器を洗って終わり』と記憶し、片づけに取りかかりやすくなります」

4.「〇〇をやる!」と脳に指令を出す

「脳は言葉に即座に反応します。家事を効率良く終わらせたいけれど、気持ちが乗らなくてダラダラしてしまう人は、家事をする前に『掃除機をかける!』『洗濯物を畳む!』など、脳が動けるように明確な指令を出しましょう」

やめること

1.会社のデスク上にスマホを置かない

スマホを目に入る場所に置いておくと、1つの作業が終わったときについ手に取ってしまい、次の作業に移るまでの時間をロスしてしまう。必要なモノ以外は、机の上に置かないのが鉄則。

2.集中力がない人の愚痴を言わない

おしゃべりばかりしている同僚にイライラしたり、ダラダラしている人の愚痴を言ったりすると、頭に思い浮かべたことや言葉が脳に記憶され、自分も同様の行動を取りやすくなるので要注意。

菅原洋平さん
 作業療法士。アクティブスリープ指導士養成講座主宰。国立病院機構で脳のリハビリテーションに従事。現在、東京・千代田区のベスリクリニックで睡眠外来を担当。近著は『すぐやる!「行動力」を高める"科学的な"方法』(文響社)。

[日経ウーマン 2018年2月号の記事を再構成]

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