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品田英雄が斬る!

渋谷を変えるか? 東急が仕掛ける「奇妙なイベント」

2018/2/26

東京カルチャーカルチャー室内。渋谷駅から徒歩4分。収容人数はテーブル付きで約150名、椅子だけなら約250名。大きなガラスを通して宮下公園が見える

東京・渋谷駅周辺は、東急グループが2027年に向けて進めている大規模再開発で、街の雰囲気が一変しつつある。そのコンセプトは「エンタテインメントシティSHIBUYA」。「働く」「遊ぶ」「暮らす」が融合した新たなライフスタイルを提案していくと共に、「世界が注目するコンテンツの創造」と「それを発信するメディア・場の拡充」を推進しているという。その中で象徴的な役割を担うのが、17年11月に東急グループのイッツ・コミュニケーションズに入った「東京カルチャーカルチャー(カルカル)」だ。奇妙にも見えるマニアックなイベントを次々と開催し、人気が高まっている。

■あの「カルカル」が東急グループへ移管

「カルカル」は「ネットとリアルをつなぐソーシャル飲食店」をコンセプトに、ニフティが07年にお台場のZepp Tokyoの2階に開設し、ゲームマニアやウェブ担当者が集う「パソコン通信のオフ会」的なイベントを開催してきた。それが16年12月に渋谷駅から徒歩4分、明治通りに面するビルに移転した。

移転して以降、話題性と発信力が高まりテレビや新聞などで、次々に取り上げられている。今期(17年4月~18年3月)のイベント数は410本で前年比112%、来場者数は約4万6000人(111%)と見込まれている。売り上げも122%と大きく伸びると予想される。

次々とメディアが飛びついてしまうのは、普通なら思いもつかないようなユニークなイベントを連発しているから。

例えば「ナース酒場」。看護師の将来を考えるとともに、病気になる前に健康を考えようという若手看護師さんのコミュニティー「看護師ーず」が、看護師が身近になり健康相談にも乗りますと企画した。集まったのは看護師と看護師さんに会いたい人々約100人。

ナース酒場。若き看護師のコミュニティー「看護師ーず」が、普段は外食ばかりで運動もしない健康を気にしないような人に集まって欲しいと始めたイベント

各テーブルに置かれた血圧計での血圧測定で始まり、「看護師ーず」メンバーが予防医学の重要性をプレゼンテーション。その後は歓談時間を挟んで、看護師さんが様々なナース服を披露するファッションショーが続く。後半は食生活の相談にのりながら飲んで食べて語り合う2時間半で、最後に再び血圧測定で終了した。なかには看護師と連絡先を交換する人もいた。

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