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ルンバに貢いで家を改装 シングル女性は「男前」消費 巨大消費を動かす40・50代「おひとりウーマン」(中)

2018/3/6

写真はイメージ=PIXTA

 「ルンバが働きやすいように家をリフォームしました」。ハマったものには思いきりよくお金を投じる「男前な消費行動」のシングル女性が増えています。そのニーズが新たな消費分野を創出することも。40~50代「おひとりウーマン」消費の最前線を牛窪恵さんが取材。3回連載の第2回です。

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 私は10年ほど前の講演で、よく「独身男性は『ピンポイント型トラップ消費』、でも独身女性は『全方位型バスタブ消費』なんです」とお話ししていた。

 一般にミドル世代の独身男性は、女性より興味関心がピンポイントで、無関心なことにはほとんど消費しない。その代わり、「トラップ(罠)」のようにハマった趣味にはとことんお金を使う。たとえば、サッカーのプレミアリーグのファンなら、スカパーの専門チャンネルに加入し、好きなチームのユニフォームを買い、海外まで応援に行くといった具合。よく言われる鉄道やプロレス、アイドルファンも同様で、ある意味で「値段を見ない」、支出に上限を設けないことが、男性の美学でもある。

 対する独身女性はというと、多くが消費については「浮気性」。

 お気に入りの店に通い続けるより、「話題の」や「初上陸」などの売り文句に弱い。消費分野も移り気で、先月はバーゲン時期だから洋服に3万円使った、でも今月は旅行に30万円、来月は部屋を模様替えしたいからインテリアに5万円使おうかなといった具合。

 一般に男性より、興味関心が幅広く、何にでも全方位にアンテナを張り巡らし、浅いバスタブにお湯を張るように薄く広く消費する。それが「全方位型バスタブ消費」のゆえんだ。

 ところがここ数年、そして今回の取材でおひとりウーマンの消費行動を観察すると、極めて男性的な「ピンポイント型トラップ消費」に近い様子が見てとれる。

 年齢や時代とともに興味の範囲もだんだんと狭まり、ハマる分野には見境なくお金を使う独身女性が多いのだ。男性に比べれば、まだ「ふだんはスタバ(スターバックス コーヒー)に入るのはもったいないから、ペットボトルにお茶を入れて持ち歩く」といった堅実ぶりも目立つが、使うとなったらお金に糸目をつけない。

 女性はミドル年齢になると消費が男性化、「男前」になりやすいのだ。

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