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フェラーリが新型オープンカー 室内に「ゆとり」設計 多用途で若い世代にもアピール

2018/2/21

日本で初公開された「フェラーリ ポルトフィーノ」(東京都千代田区のパレスホテル東京で)

イタリアの高級自動車メーカー、フェラーリが新型スポーツカー「ポルトフィーノ」を日本で初公開した。東京都内で19日に開いた発表会では、白いボディーが披露されると、大きな拍手が湧いた。ポルトフィーノは4人乗りのオープンカーで、広いトランクやゆとりあるコックピット空間を確保したのが特徴。高級スポーツカーのスピード性能はそのままに「ラグジュアリー性」と「多用途性」の実現をめざした。若い世代やファミリー層など、顧客の拡大を狙う。

旧モデルに比べて空間にゆとりのあるコックピット

「ポルトフィーノ」は地中海に面したイタリア東海岸のリグーリア州リビエラにあるリゾートの名称から採用した。

旧モデルのオープンカー「カリフォルニアT」に比べて車高を低くし、スポーツカーならではの外観を強調した。ボンネットの両端からドアまではシャープなラインをあしらった。

新しい鋳造技術を活用、コンポーネントを中空構造にするなどして、車両を軽量化した。時速100キロメートルまで3.5秒で加速する。

フェラーリを初めて購入する顧客層を意識して、設計では快適な乗り心地と運転しやすさを重視した。同社のGTタイプでは初めて電動パワーステアリングを搭載。最先端のサスペンション制御システムを導入することで、車体のコントロールを向上、長距離ドライブでの快適さを増した。左右の揺れが小さくなり、荒れた路面での縦揺れも旧モデルより改善したという。

ルーフアップの動作にかかる時間は14秒

電動式のハードトップは14秒で開閉できる。オープントップ時にはラゲッジスペースに中型スーツケースを2個、屋根を閉じた場合は3個収納できる。シートの形状をコンパクトにすることで、旧モデルよりも後部シートの空間を拡大した。

「フェラーリに初めて乗る若い世代にもアピール」

フェラーリ・ジャパン&コリア社長 リノ・デパオリ氏
「最近は顧客がGTモデルに多様性や多目的性を求めるようになった。日本ではキャビンのぜいたく感や居住性が好まれる。ポルトフィーノはそれに応えるかたちでデザインされている。快適な乗り心地を実現する新しいデザインをアピールすることで、既存の顧客にプラスして若い世代を取り込むことに注力していく」

▼ポルトフィーノの主要諸元 ▽全長4586×全幅1938×全高1318ミリメートル▽エンジン総排気量 3855cc▽最高出力 441キロワット▽最高速度 時速320キロメートル▽価格 2530万円~▽国内の納車時期(予定)2018年7月
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