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週末は家めしクッキング

週末レシピ 豚ショウガ焼き 食べたい欲望が決める味

2018/2/25

豚のショウガ焼き シンプルなものほど難しい

週末レシピ、今回はみんなが愛してやまない例のアレ「豚肉のショウガ焼き」である。豚肉料理として、定番中のド定番。豚肉のショウガ焼きと聞いて、それが何か想像できない人はおそらくいない。そのおいしさが想像できない人も、おそらくいない。だが自分で作るとなると、なぜか味がピっと決まらないという、悩み多き料理でもある。

「肉を焼いて、甘辛い味つけをする」というだけのシンプルな料理が、なぜ難しいのか。それが今回の裏テーマである。

もちろん「シンプルなものほど難しい」というのは森羅万象に通じるオキテではある。だが、こと料理においては「できあがりのビジョンがあやふやである」ことが、最大の原因であることが多い。自分が食べたいのは、どういう味なのか。どういう見た目をしているのか。きちんと想像できているか。きっちり脳内に描き出せているか。それができなければ、いつまでたっても何となくグズグズとした料理しか作れないのである。

とはいえ、何も難しい話ではない。「あーお腹すいた! お腹と背中がくっつくぞ!」というとき、頭の中にもやもやとわき出でる煩悩とか妄想、それを捕まえるのだ。「口に出して言うのはちょっと恥ずかしい」くらいの、欲望のかたまりでいい。それがいい。その煩悩とじっくり向き合って初めて、自分の「好き」がわかるのだ。

自分が食べたいのは、どういう味、見た目をしているのか?

今回は私の「好き」を突き詰めた結果、ふたつの異なるスタイルのショウガ焼きを作ることにした。申し訳ない、どうしてもどちらか片方には決められなかったのだ。とはいえ、肉の種類と焼き方、味つけなどは違えていても、根底に流れる精神は一緒である。ここでは片方を「豚肉・F・ショウガ焼き」、もうひとつを「豚肉・A・ショウガ焼き」と呼ぶことにし、それぞれのおいしさの秘密をひもといていこう。

ではまず「豚肉・F・ショウガ焼き」から作っていく。「黒酢豚のレシピ記事」を読んだ愛読者の方はうすうす予感できているかと思うが、肉の量は相変わらず多めである。もっと増やしてもいい。

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