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女性の目から寄生虫14匹を摘出 初めての感染例

日経ナショナル ジオグラフィック社

2018/2/26

ナショナルジオグラフィック日本版

テラジア・グローサのメスの成虫。分析のため、患者の目から取り除かれたばかりのもの。(PHOTOGRAPH COURTESY CDC)

米国の女性の目の中から、新たな寄生虫が発見された。ハエを介して感染するテラジア眼虫の3種目で、通常はウシに見られるもの。人間への感染が確認されたのは初めてのことだ。

米国のアラスカ州でサケを釣っていたとき、アビー・ベックリーさんは左目に違和感を感じた。「まつげが目に入ったときのようでした」と、彼女はそのときのことを振り返る。だが、どんなに探しても、まつ毛も他のものも見つからず、5日たっても症状は消えなかったので、いらだち始めた。

「朝起きたとき、何が何でも目の中にあるものを取り出してやろう、と思ったんです」。26歳だった彼女は勇気を振り絞ってまぶたをめくり、赤くなっている部分をつまんでぐいっと引っ張った。そして指先を見てみると、「私の指に虫がいたのです」

記録に残っているかぎり、ベックリーさんはこの眼虫に世界で初めて感染した人物となった。その寄生虫はテラジア・グローサ(Thelazia gulosa)という種で、ウシの目に感染することが知られているが、人間の目から見つかったのは初めてだ。

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