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株安にあらがうな 長期投資で大切な視点(藤野英人) レオス・キャピタルワークス社長兼最高投資責任者

2018/2/20

写真はイメージ=123RF
「長期的に投資を続けていくなら、相場変動を受け入れていくしかない」

 1月後半から米国発の株価下落に見舞われて、動揺する投資家の方がたくさんおられるようです。特に、この1、2年で投資を始めた方にとっては、初めての本格的な下落相場です。肝を冷やされている方が多いでしょう。

 運用のプロとして私からアドバイスさせていただくとすれば、まず、株式相場では大暴騰も大暴落もよくあることだということをお伝えしたいと思います。もちろん、投資家にとって大暴騰は大歓迎だし、大暴落は歓迎できないことです。

 しかし、大暴騰の恩恵だけを受けて、大暴落を回避するということは、どんなプロでも不可能です。投資を続けていくのであれば、それを受け入れていくしかないのです。

■歴史的大暴落も10年たてば以前の水準を上回る

 リーマン・ショックのような歴史的な大暴落であっても10年もたてば、大暴落する以前をはるかに上回る株価水準になっています。それは米国株のみならず、欧州株もアジア株も日本株もすべてそうです。

 銀行預金なら安心かもしれませんが、現状のゼロ金利が続けば増えることはほぼないでしょう。一方、株式は暴落のリスクを抱えているものの、増えていく可能性があります。株式の価値がゼロになることは、倒産しない限りあり得ません。

 長期的に資産を増やしていくことができるのは、資産価値が下がってしまうことを受け入れられる人、ということです。

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