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運転実績あるけど自動車保険は初めて 保険料の節約法 アプリで診断、無事故の日数…

2018/2/20

写真はイメージ=PIXTA

 自動車を購入するため、初めて任意の自動車保険へ加入します。新加入者でも保険料負担を抑えられる仕組みがあると聞いたので、詳しく教えてください。

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 マイカーを持たず、必要なときにレンタカーやカーシェアリングなどを利用する人が若年層を中心に増えている。こうした人は安全運転の実績があったとしても、初めて自動車保険に加入する際は保険料が高額になるため、その負担がマイカーを敬遠する理由のひとつになっているという。

 損害保険ジャパン日本興亜は1月、「安全運転割引」を導入した。初めて自動車保険を契約する人や2台目以降を購入して保険契約が増えるドライバーが対象だ。スマートフォン(スマホ)のアプリで運転を診断し、スコアに応じて保険料を最大20%割り引く。

 加入希望者は同社の安全運転カーナビアプリ「ポータブルスマイリングロード」をダウンロードする。実際の運転のハンドリングやブレーキ操作などの運転特性をアプリが診断する。運転診断には5日以上かつ10時間以上の走行データが必要だ。最も上手に運転した時間だけでなく、運転履歴全体で評価するという。

 契約時に代理店でスマホ画面の割引率を提示する。スコアは半年間有効だ。初めて自動車保険に加入する場合、補償内容を対人・対物損害賠償額を無制限、車両保険を230万円などとすると、保険料は約23万円になる。20%割引なら約4万5000円節約できる。

 東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険は、親や友人などの車を借りて運転するときに1日単位で加入できる自動車保険で無事故実績が一定日数以上あれば、保険料を最大20%割り引く。やはり、初めて自動車保険に加入する人が対象だ。

 三井住友海上とあいおいニッセイ同和には、初めて自動車保険に加入する人向けの専用商品もある。通常の自動車保険は1年ごとに契約更新するが、専用商品は3年契約で補償内容を相手への賠償などに絞ることで保険料が割安になるという。1日自動車保険の無事故実績があれば最大で20%超の割引になる。

 これらの割引のほかに保険料を節約する手段としては「等級交換」がある。家族の中にすでに自動車保険に加入している人がいれば、家族合計の保険料を抑えられる可能性がある。

 自動車保険には等級があり、等級が上がるにつれて保険料の割引率が高くなる。一般に初めて加入する人には6等級か7等級が適用され、最高は20等級だ。

 例えば父親が20等級なら、その等級を子供に譲り、父親が7等級になる。同じ7等級でも父親なら年齢やゴールド免許の有無、年間走行距離などによって子供より保険料を安く抑えられる場合が多い。ただし、等級交換できるのは同居する家族同士で、新たに自動車を増やした場合などが条件になっている。

[日本経済新聞朝刊2018年2月17日付]

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