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ファーウェイ新スマホ 2万円台でもデュアルカメラ

佐野正弘のモバイル最前線

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NIKKEI STYLE

SIMフリースマートフォン(スマホ)市場を中心として人気の高いファーウェイが、2017年末から2018年初めにかけて、2万~4万円程度の購入しやすいスマホ3機種を相次いで投入した。ファーウェイのスマホの特徴といえば「HUAWEI P10」や「HUAWEI Mate10 Pro」といった高級機種を中心に採用しているデュアルカメラ機能。今回は、人気のデュアルカメラ機能をそろって搭載したのが特徴だ。

2万円台でデュアルカメラの「nova lite 2」

新機種の中で一番安いのが「HUAWEI nova lite 2」。17年に発売された「HUAWEI nova lite」の後継機種という位置付けになる。最大の特徴ともいえるのはその価格であり、市場想定価格が2万5980円。「IIJmio」や「楽天モバイル」「mineo」などのMVNOがSIMとセットで販売するMVNO専売モデルとなっている。

チップセットは独自のミドルクラス「Kirin 659」。P10 liteのKirin 658の後継で、性能的にもほぼ同等。RAMは3GB、ストレージは32GBというのもP10 liteと同等だ。

画面サイズは5.65インチと大きく、解像度は2160×1080ドットとやや縦長(縦横比18:9)となっている。1300万画素と200万画素のデュアルカメラ機構は、200万画素の方のカメラを深度情報を取るのに使っている。手前をぼかしたり、奥をぼかしたりといった、「ぼけ」を撮影後に変えられるのが特徴だ。デュアルカメラを搭載した機種としては圧倒的に低価格であり、人気になりそうだ。

ちなみに、同価格帯の製品で対抗馬になりそうなのはモトローラ・モビリティの「Moto G5S」(直販サイトで2万6870円)。こちらはメインカメラの画素数こそ1600万画素とやや高めだが、デュアルカメラではない。また、チップセットはSnapdragon 430、RAMは2GB、ストレージは32GBと、基本性能面でnova lite 2に軍配が上がる。

コンパクトで自分撮りに強い「nova 2」

3万円台前半と、ミドルレンジの中でも中間的な価格なのが「HUAWEI nova 2」である。これは17年に発売された「HUAWEI nova」の後継機で、5インチディスプレーを搭載したスタンダードモデル。KDDI(au)と、UQ mobileからのみ販売されており、価格は3万2400円(auオンラインショップの一括価格)。auのネットワークに適した形で作られており、格安SIMでよく使われているNTTドコモ用のSIMでは動作しない。

nova 2のデュアルカメラ機構は1200万画素と800万画素の2つのカメラを搭載。通常は1200万画素のカメラで撮影しつつ、遠くの被写体を撮影したい場合は800万画素のカメラに切り替え、2倍ズーム相当の撮影が可能になる。もちろん背景をぼかしたぼけ味のある写真の撮影も可能だ。

そしてフロントカメラに関しても、メインカメラより画素数が高い、2000万画素のカメラを搭載。前モデルが800万画素であったのと比べると倍以上の画素数になっており、より精細な写真を撮影できるようになった。

性能面では、Kirin 659に4GBのRAM、64GBのストレージを採用と、メモリー容量やストレージでnova lite 2を上回る。ちなみに同価格帯の代表的なモデルとして挙げられる、シャープの「AQUOS sense」のスぺックを見ると、メインカメラが1310万画素のシングルカメラで、チップセットはやや下のクラスの「Snapdragon 430」、RAMは3GB、ストレージは32GB。nova 2の性能が随所で上回っている印象だ。

フロントもデュアルカメラの「Mate10 lite」

市場想定価格4万2800円とミドルレンジの中では高級なのが「HUAWEI Mate10 lite」だ。これは6インチの大画面ディスプレーを搭載したハイエンドモデル「HUAWEI Mate10 Pro」のライト版という位置付けで、画面比率が18:9の5.9インチディスプレーを搭載する。この機種はSIMフリースマホとして量販店や通販などで市販されており、さまざまな格安SIMで利用できる。

大きな特徴は、メインカメラとフロントカメラの双方に、2つのカメラを備えたデュアルカメラ機構を採用していること。メインカメラは1600万画素と200万画素の組み合わせ、フロントカメラは1300万画素と200万画素の組み合わせとなっている。

基本性能はKirin 659に4GBのRAM、64GBのストレージとnova 2と同等だ。

同価格帯のライバルとなりそうなのは、エイスーステック・コンピューター(ASUS)の「ASUS ZenFone 4 Selfie Pro」(ASUSのオンラインショップで4万2800円)だろう。セルフィー(自撮り)と名を付けているとおり、フロントカメラに力を入れ、デュアルカメラを採用しているが、メインカメラは1600万画素のシングルカメラ。基本性能は同等であり、どちらのカメラもデュアルのMate10 liteに魅力を感じるユーザーが多いのではないだろうか。

販路の違いに注意

これら3モデル、価格の違いもあるが、これまで述べたように販路が大きく違うので選ぶ際には注意が必要だ。

どうやら、端末に応じて販路を変えることによって、違いや個性を打ち出すというのが、ファーウェイのミドルレンジ戦略となっているようだ。そしてこうした戦略を取ることができるのは、世界的に多くのモデルを展開している規模を持つ、ファーウェイならではといえるだろう。

佐野正弘
 福島県出身、東北工業大学卒。エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手がけた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在では業界動向からカルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手がける。

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