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タオルも肌着も… 洗濯代行サービス、共働きが支持 専用バッグ1袋で3000円、靴下の畳み方もお好みで

NIKKEIプラス1

2018/2/22

干して畳む手間もあり、洗濯はかなり時間のかかる家事だ。写真はイメージ=PIXTA

 共働きで子育てしていると、洗濯物がたまりがちになる。記者も週末に洗濯機をフル稼働させて洗って、干して、畳んで…。この家事を肩代わりしてくれる洗濯代行サービスを試してみた。

 「WASH&FOLD」は約3万7000人の会員がいる洗濯代行の大手。まず自宅近くの店舗で会員登録し、500円の専用バッグを買った。バッグ容量は約34リットルで6~8キロの洗濯物が入る。バッグ1個分の洗濯料金は集配サービスを含めて3000円だ。

 2月のある金曜、保育園に通う子ども2人の洗濯物を専用バッグに詰めた。保育園に着ていったTシャツやトレーナー、肌着、靴下など45点。金曜はお昼寝用の敷きパッドやバスタオルを持ち帰る日なので、それらも入れた。うちの洗濯機なら2回に分けて洗わなければならない量だ。

 電話で指定した午後8時に配送スタッフがバッグを集荷しにきた。そして2日後の日曜午後に届いたバッグを開けると、キレイに畳まれた洗濯物がぎっしり。衣類はすべて同じサイズに畳んであってタンスに収納しやすい。自分の好みの畳み方にしてもらうこともできるそうで、運営会社のアピッシュ(東京・渋谷)によると「靴下の畳み方にこだわる人が多い」。

 記者の自宅はたまたま店舗の集配エリアだったが、そうでなければバッグを宅配便で送る方法もある。関東甲信越、東海などなら料金は集配と同じバッグ1個3000円で追加料金はない。このほか、自分で店舗に持ち込んで引き取ることもでき、同2200円で最短5時間で仕上げてもらえる。都心店舗は午後11時ごろまで営業。自転車などで引き取りにくる人も多い。

 洗濯代行サービス各社のバッグの大きさは約34リットル入りでほぼ共通だ。縦、横、高さが合計100センチの箱に収まり、宅配便を使いやすいからだ。このため、料金や納期、受け渡し方法、洗濯の仕上がりでサービスを比較しやすい。

 「デリウォッシュ新宿店」(東京・新宿)はバッグ1個の洗濯料金が2462円。新宿区の店舗周辺のほか、おおむね東京23区内で法人取引先への定期的な配送ルートに近い立地であれば無料で集荷できる。仕上がった洗濯物は同社負担の宅配便で届く。自分で持ち込む場合はバッグ1個1652円に抑えられる。

 ネクシード(福岡市)の「ラクカジ」は全国どこからでも一律料金で利用できる。往復の宅配便と代引き手数料を含めて料金は3295円。ただし、首都圏からだと洗濯物が戻ってくるのに中3日かかるため、すぐに着る可能性があるものには向かない。

乾燥させた洗濯物を畳んで専用袋に詰める(WASH&FOLD中目黒高架下店)

 一方、アイロンがけを売りにしているのがヤマサワプレス(東京・足立)の「ウォッシュフリーダム」。バッグに入れた洗濯物をすべてアイロンがけすると5980円、3枚だけ選んでアイロンがけする場合は3580円。制服やワイシャツ、シーツなどの注文が多い。洗わずにアイロンがけだけをする注文も4920円で受け付けている。

 同社の山沢亮治社長は「制服などはクリーニングに出すほどでもないけれど、シワがなくきれいにしたいというニーズがある」と話す。無料集配エリアでは、畳まずにハンガーにかけて納品することもできる。

 洗濯代行サービスでチェーン展開している業者は少なく、多くは各地のコインランドリーやクリーニング店が地域密着で手がけている。自宅が店舗周辺にあれば無料集配してくれる可能性が大きい。

 1点ずつ検品をしてから洗うクリーニングと異なり、洗濯代行はバッグ単位で数十点をまとめて洗う。自分で洗濯表示をしっかり確認しておかないとウールの衣類が縮んでしまったり、染料が落ちて色移りしたりすることがある。また汚物が付いたシーツやペットの衣類など消毒が必要なものがバッグに1点でも入っていると受け付けてもらえない。

(岡田真知子)

[NIKKEIプラス1 2018年2月17日付]

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