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鈴木ともみの気になるハナシ

坂口健太郎さんの「適合力」に学ぶ 若手の役割とは

2018/2/16

(イラスト:川崎タカオ)

 映画『今夜、ロマンス劇場で』が上映中です。2018年2月10日に公開され、週末の映画興行収入ランキングでは第1位となりました(興行通信社調べ)。ヒロインを綾瀬はるかさん、相手役の青年を坂口健太郎さんが演じています。俳優デビューわずか3年の坂口さんですが、制作陣からの人気が高く、出演オファーが絶えません。その理由は、彼のどんな現場にも溶け込んでしまう、役者としての「適合力」があるようです。

 坂口さんは現在、26歳。10年に19歳でモデルとしてデビューしましたが、俳優としてのデビューは14年の映画『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』。この3年間における坂口さんの多様性あふれる演技には目を見張るものがあります。

■デビュー3年で出演映画15本

 俳優デビューした当初は、映画『ヒロイン失格』『俺物語!!』など、甘いマスクをいかした正統派イケメン役で注目を浴びましたが、16年にはテレビドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』で、ダークな仕事にも手を染める若者になりきったかと思うと、その直後にNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で主人公・常子を支える実直な大学生役で幅広い世代のファンをつかみました。その後も『東京タラレバ娘』では金髪青年のモデル役で女性を虜にしています。

 3年余りで出演した映画も15本。『64』では生真面目な新聞記者役で第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する一方、『ナラタージュ』ではヒロインへの嫉妬の思いにかられる大学生役を見事に演じきっていました。

 癖のある役を含め幅広い役柄を演じ分けられる俳優さんを、『カメレオン俳優』と呼ぶことがあります。若手俳優では綾野剛さんや菅田将暉さんのようにルックスや演技も個性の強いタイプの名前が例として挙がります。しかし、坂口さんの場合は少し違う印象を持ちます。

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