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世界株安、慌てず運用点検 積み立て・分散投資を継続 「リスクの取り過ぎ」を見直す機会に

2018/2/18

日経平均株価は2月2~9日の1週間で1891円下落した=AP

 米国の長期金利上昇に端を発し、2月5~9日の週に世界の株式市場で株価が急落した。日経平均株価は1週間で1891円(約8%)下落し、動揺した個人投資家も多いだろう。今後もしばらくは不安定な相場が続きそうだ。個人はどのように資産運用の方針を点検すべきか。専門家に聞いたところ、リスクの取り過ぎに注意すべきだという指摘が相次いだ。

■長期の視点忘れず

 5~9日の週は米ダウ工業株30種平均、ドイツ株式指数DAXも大きく下落した。ここ数年、株式相場が安定的に上昇していたため、突然の「変調」に戸惑った個人は多いはずだ。

 長期投資をする個人投資家はこの変化をどう捉えるべきか。多くの専門家は「基本的には慌てる必要はない」とアドバイスする。ファイナンシャルプランナー(FP)の高橋忠寛氏は「長期投資が前提なら、相場が落ち着くまでは日々の値動きに一喜一憂するのは禁物」と話す。ここで売って相場から離れてしまうと、長期の値上がり益を得られないからだ。

 今回の株価急落は米金利上昇と財政悪化懸念で市場心理が冷え込み、幅広い投資家が利益確定や手じまいの売りに走ったことが背景だ。

 楽天証券経済研究所所長の窪田真之氏は「世界の景気循環が急変したわけではない」と分析する。株価は短期的には需給に左右されるが、長期では景気や企業業績などのファンダメンタルズ(基礎的条件)で動く。FPの深野康彦氏も「世界経済は順調に成長しており、相場急落が続くとは考えにくい」とみる。

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