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ブロガーが選ぶ投信 人気の海外株指数、成績チェック QUICK資産運用研究所 高瀬浩

2018/2/14

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」の発表会

 投資信託に関するブログを書いている投信ブロガーが投票する、年に1度の投信ランキングが発表された。「目利きの個人投資家」によるランキングだけに、投信本来の利点である少額・低コストでの国際分散投資が主眼に置かれ、上位には全世界の株式など海外株指数に連動する投信が並んだ。

 では、それらの海外株指数のパフォーマンスはどうなのか。QUICK資産運用研究所が米国上場のETF(上場投資信託)の基準価格の円換算値を過去にさかのぼって調べたところ、米国株を対象とする指数が優位だった。それより成績は劣るものの、世界株を対象とする指数の人気が高いという事実は、セミプロ級をはじめとする個人投資家が株式の幅広い分散投資を重視していることを示す。

■上位10本のうち8本が海外株指数連動型

 1月中旬に「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」の結果発表会と表彰式が開催された。投票したのは投信ブロガー198人。各自5ポイントの持ち点を支持する投信(複数も可)に振り分ける。投票合計点は980ポイントだった。

 上位に入った投信は表Aの通りだ。上位10本だけで全体の62%に当たる611ポイントを集めた。アクティブ(積極運用)型は6位の「ひふみ投信」のみで、その他9本は指数に連動するインデックスファンドまたは米国上場のETFだった。

 5位の「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」は内外の株や債券など8種類の指数を均等の金額で組み入れるバランス型だ。それ以外の8本は海外株指数への連動を目指すタイプで、投資対象は日本を含む全世界株、日本を除く全世界株、日本を除く先進国株、米国株、および新興国株の5つで、連動指数は6種類だ。海外株しかも全世界の株への分散投資が、0.2%台の信託報酬で可能である点が高評価につながった。こうした低コスト化の傾向は今年から始まった積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)の影響を色濃く反映している。

■米国上場ETFで長期的な成績をチェック

 気になる海外株指数のパフォーマンスはどうなのか。海外株指数を連動対象とする8本のうち5本は昨年から運用を開始したばかりで、運用成績を比較できるほどの十分な実績がない。そこで、比較対象として6種類の海外株指数に連動し、低コストで定評のある米国上場の代表的ETFの基準価格を円換算した運用成績を調べた。

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