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狙い目銘柄は「代替わり企業」にあり(藤野英人) 藤野英人氏×苦瓜達郎氏(上)

日経トレンディ

2018/3/9

レオス・キャピタルワークス社長の藤野英人氏(左)と大和住銀投信投資顧問シニア・ファンドマネジャーの苦瓜達郎氏(右)
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人気独立系ファンド「ひふみ投信」を立ち上げたレオス・キャピタルワークス社長の藤野英人氏と、過去1年の騰落率が年46.6%という驚異的な成績を誇る「お宝ファンド」の担い手、苦瓜達郎氏の2人を招いて、上がる銘柄の見分け方を聞いた。2回に分けて紹介する。

◇  ◇  ◇

──2018年は日経平均株価の上昇でスタートしました 。今の株式市場の動向をどう見ていますか(注:取材は2018年1月上旬時点)。

苦瓜達郎氏 大和住銀投信投資顧問シニア・ファンドマネジャー。大和総研を経て03年から中小型株投信の運用に携わる。年間900回以上の会社との面談を通して優良株を探る

苦瓜 1年前でさえ、多くの人は株価がずいぶん上がったなと感じていたはずです。そこからさらに上昇しているのですから、少なくとも今は投資のタイミングとして最善とはいえないでしょう。それでも、まだ株価水準が異常というほどではないと思っています。

藤野 確かに、株価水準に警戒感を持つほどではないですね。

苦瓜 ただ、気になる動きはあります。バブルが起きると「バカなもの」が増えるので、それを見抜くことがバブルかどうか判定する一つの方法なのですが、例えば最近、私が愛用している「ヤフーファイナンス」の広告に「誰でももうけられる」といったニュアンスのものが増えてきているんです。これはよくない兆候だと感じています。

藤野 書店を見ていても株価のトレンドがわかりますよね。「素人の私でも投資で億万長者になった」といった体験本で平積みの台が埋め尽くされるようになったら、だいたい株価のピークです。逆に、投資本が消えてヒーリングなど「癒やし系」の本が並ぶタイミングは株価の底。今は、ピークの手前くらいでしょうか。

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