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株価乱高下 いまこそ積み立て投資の出番(窪田真之) 楽天証券経済研究所所長兼チーフ・ストラテジスト

2018/2/13

写真はイメージ=123RF
「日本株は今後も急落・急騰を繰り返すと予想される」

 日本株が先週、急落しました。米国株の大幅な下落を受け、外国人投資家が大量の売りを出したからです。「景気も企業業績も好調なのになぜ売られるのか」といっても、外国人の問答無用の売りの前には無力です。

 外国人は東京市場の売買シェアの6~7割を握り、日本株を事実上支配しています。外国人から見ると、グローバル企業が多い日本株は「世界景気敏感株」です。世界の景気あるいは株式市場に何らかの異変を感じると、真っ先に日本株の持ち高を引き下げます。

 今回、マーケットには米国の長期金利上昇をきっかけに世界的な株高が株安に転換するかもしれないとの不安が生じました。これに反応して、外国人は株価指数先物を大量に売ってきたと推定されます。

■16年にもジェットコースターのような相場

 2016年にもジェットコースターのような乱高下がありました。15年末に1万9033円だった日経平均株価は6月には1万4952円まで下がりましたが、そこから急反発し、16年末に1万9111円まで戻しました。

 年末時点だけを見ると、1万9033円が1万9111円になっただけです。乱高下に動じなければ、損することはなかったでしょう。しかし、実際には個人投資家は安値で日本株を大幅に売り越しました。激しい値動きに翻弄されて、冷静な判断ができなかったものと考えられます。

 今回の騒動が一段落した後も、日本株は急落・急騰を繰り返すと予想されます。こうした資産に長期投資するには、どうしたらよいでしょうか? 私は定時定額の積み立て投資をしていくのがいいと思います。

 なぜなら、積み立て投資は変動が激しい資産ほど威力が発揮されるからです。これは「ドルコスト平均法」と呼ばれます。高値局面では買い付ける口数が抑えられ、安値局目では多く買うことになるため、長期の運用成績を改善する効果があります。

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