Men's Fashion

腕時計で『ユニクロ』 デザイン・価格・国産こだわる

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Knot 社長 遠藤弘満氏

2018.2.9

国産腕時計ブランド、Knot(ノット、東京都武蔵野市、遠藤弘満社長)が若者の人気を集めている。同社は2014年設立のベンチャー企業。国産腕時計の量産メーカーの誕生は約80年ぶりという。初年度7000万円だった売上高が17年には21億円に達するほどの急成長ぶりだ。




その人気の秘密は「デザイン」「価格」「メード・イン・ジャパン」にある。

腕時計を手首を飾る「リストファッション」と位置づけて、文字盤とベルトを自由に組み合わせられる仕組みを採用。衣料品店の「ユニクロ」のように、商品企画から製造、販売まで自社で手がける製造小売り(SPA)方式とすることで、メード・イン・ジャパンながら1万円台からの価格を実現した。

遠藤社長がもともと手がけていたのは海外ブランド腕時計の輸入販売。北欧ブランドの大ヒットを生むなど順風満帆だったが、ブランドが買収されたことで突如、販売権を失う。これが自らのブランドを立ち上げる契機となった。