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積立王子のヤング投資入門

長期投資が報われる理由 知れば相場急変も怖くない 積立王子のヤング投資入門(11)

2018/2/8

皆さんはここ数日の株価の乱高下を目にして、「こんなジェットコースターのようなものに乗っていて、本当に資産形成ができるのか」と恐ろしく思われたかもしれません。でも、今からでも将来に向けた成長が見いだせる投資対象を探して長期保有していけば、将来の価格はある種の確実性を持って、その成長に見合う水準に上昇するということは信じていただいてかまいません。

■米国経済は過去数十年一貫して成長

米国の株式市場を例にとって考えてみましょう。注目するのは、「S&P500株価指数」という米国の代表的500銘柄の株価を集計した指数の過去の推移です。下のグラフは1983年から35年間の長期にわたってS&P500の動きを見たものです。短期的には上下を繰り返しており、リーマン・ショックやITバブル崩壊など時折大きな暴落もありましたが、長期的には右肩上がりです。短期的な上下の値動きを経て米国株式市場は史上最高値を更新してきたのが分かると思います。

1983~2018年のS&P株価指数(週足)、データはQUICK

米国株式市場とは米国産業界の集積であり、米国の経済活動を支える根幹といえる存在です。そして米国の実体経済という本源的な価値が、過去数十年一貫して持続的な安定成長を実現していることによって、米国経済の規模は歴史上、今が最大となっているのです。史上最大規模の経済に立脚した米国株式市場は、時折今回のようなクラッシュを経ながらも、史上最高値を更新し続けています。これは決して偶然ではなく、長期的に見れば「価格」が「価値」に収斂(しゅうれん)していることがわかります。これこそが長期投資が報われる原理原則なのです。

日々の価格変動で勝負して利益を稼ぐ短期トレードでは、自分の利益の源泉は他人の損失という「ゼロサムゲーム」になります。一方、長期投資は投資対象の成長による価値の増大の恩恵で、参加した人全員が報われる「プラスサム」につながる投資行動なのです。

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