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積立王子のヤング投資入門

長期投資が報われる理由 知れば相場急変も怖くない 積立王子のヤング投資入門(11)

2018/2/8

「株価は長い目で見れば、企業価値の増大に合わせて上昇していくものだ」

 いよいよ1月から「つみたてNISA」(積立型の少額投資非課税制度)が始まりましたが、ヤング投資家の皆さんはもう口座を開かれたでしょうか。政府はこの制度の普及を通じて、日本に20年間コツコツ投資を続ける行動を一般化させ、国民一人ひとりの経済的自立と堅実な老後資金づくりが実現できる世の中を目指しています。ではなぜそうした地道な行動を実践すると将来が報われるのか、改めて「長期投資の有効性」から考えていきましょう。

■株価は長期的には原理原則で動く

 ご存じの通り、株価は日々目まぐるしく上下しており、1分1秒ごとに変動します。特に最近はボラティリティー(変動率)が高まっており、2月5日、6日の2日間合計で米ダウ工業株30種平均は1840ドル、日経平均株価は1663円も下げ、その後反発しました。こうした相場の短期的な値動きは、買いたい人と売りたい人の数によって決まります。ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)がどうあれ、買いたい人が多ければ株価は上がるし、一刻も早く売り逃げたい人が多ければ下がります。それだけ見ていると価格決定の要因はまるでデタラメであるとさえ感じられます。

 しかし短期的にはランダムに動く株価も、長期的にはちゃんと原理原則があって動いているのです。それは「投資対象の本源的な価値の増大」です。

 ある企業の日々の株価は不規則に動くとしても、長期的にはその企業が有する利益の創出力と資産価値の総計が、株式の本来の価格にちゃんと回帰する、という普遍的な規則性があります。ちょっと難しく書きましたが、平たくいえば「株価は日々ブレるが、長期的にはその会社の稼ぐ力と資産に見合った水準に落ち着く」ということです。

 従って長期投資とは、「本源的な価値を持続的に拡大させていく対象を見つけて、それにずっと投資し続けていれば、やがて合理的水準まで価格は上昇していくのだ」という法則に裏打ちされた行動だと理解してください。逆にいえば、成長(価値の増大)するものに投資しなければ、長期で株式を保有しても報われないということでもあります。

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