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平昌パラリンピック ロシア国旗、ネイルも禁止

2018/2/8 日本経済新聞 朝刊

 国際パラリンピック委員会(IPC)は1月末に開いた理事会で、組織的なドーピングを指摘されているロシアの選手について、平昌パラリンピックへの個人参加を認める決定を下した。国自体に科した資格停止処分は継続したまま、潔白が証明された選手は救済する措置だ。

 IPCのパーソンズ会長は、ロシア選手を全面排除したリオデジャネイロ・パラリンピック当時は「ロシアのどの選手が潔白かわからなかった。今はロシアの反ドーピング制度が整備され、誰がクリーンかがわかる」と、参加の道を開いた理由を説明した。

 ロシア選手は「中立的なパラリンピックアスリート(NPA)」として出場する。大会前6カ月以内に2つのドーピングテストをクリアすることが条件だ。金メダルを獲得しても表彰式で流すのはパラリンピック賛歌、掲揚するのはパラリンピック旗となる。開閉会式で選手は「NPA」のプラカードに先導されて入場する。

 ユニホームにロシア国旗やその色、「ロシア」の文字を入れることはできない。普段着にも、身につけるアクセサリー、ネイルにも適用される厳しいものだ。これらは韓国の空港への到着から出発まで順守しないといけない。国旗の持ち込みも禁止。もともと非参加国の国旗の会場への持ち込みを禁じられている観客も同じ扱いとなる。

 招待枠は別にして、30~35人のNPAが平昌大会に出場するとIPCは予想する。今季スキー距離のW杯ではロシア選手が上位を占めるが、日本が金メダルを期待できる男子は空いている出場枠が0。女子は枠が14残っており、参加選手数によっては、日本の選手への影響も大きい。

(摂待卓)

[日本経済新聞朝刊2018年2月8日付]

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