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from 日経Gooday

チョコレートの健康効果 注目の意外なきっかけ

日経Gooday

2018/2/10

チョコレートの最も有名な研究は、パナマのある民族を調べたものだそう。写真はイメージ=(c)Nailia Schwarz-123rf
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 カカオの香りと甘みの奥に広がるほろ苦さがおいしいチョコレート。近年、その健康効果も注目され、世界各地で研究が進められている。日本人を対象とした研究も報告されるようになった。2018年1月に開催された「チョコレートフォーラム」(主催:明治)における愛知学院大学心身科学部健康栄養学科客員教授・大澤俊彦さんの講演をもとに、血圧への効果を中心にチョコレートの健康効果について紹介する。

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■世界最長寿者は週900gのチョコを食べていた!

 これまでにチョコレートの健康効果に関する研究は数多く行われてきた。特にカカオポリフェノールに関する研究が進み、脳、膵臓(すいぞう)、肝臓、脂肪、血管、歯、胃、心臓、筋肉と、多岐にわたる健康効果が報告されている。

 そもそもチョコレートの健康効果が注目されるきっかけとなったのは、世界の長寿者の中にチョコレートを好む人が多いことが知られるようになったためだ。例えば、122歳まで生きた長寿世界一のジャンヌ=ルイーズ・カルマンさん(1875年2月~1997年8月)は、1週間に2ポンド(約900g)のチョコレートを食べていたという。

 「そのため1990年代後半から、どうもチョコレートは健康に寄与するのではないかと考えられるようになったのです」と愛知学院大学の大澤さんは話す。大澤さんは1998年に世界に先駆けてカカオポリフェノールの抗酸化性に関する論文を発表、以来チョコレートの健康効果について研究している。

■高塩分摂取の割にクナの人々の血圧が低いワケ

 大澤さんによれば、チョコレートの最も有名な研究は、米国ハーバード大学のホレンバーグ教授が行った「パナマ共和国の先住民族クナの研究」だ。

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