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仕事も家庭も スケジュール管理は「ふせん」が便利

日経DUAL

2018/2/22

ふせんを使ったスケジュール管理にはいろいろなメリットがあります
日経DUAL

日経DUALで「パパ必読!ママとのコミュニケーション術」や「先生からのメッセージ」などの連載コラムを担当していた栗田正行です。私は現役の高校教師として教壇に立つ傍ら、先生や保護者向けの本を執筆しています。小3男子・小1男子の二児の父親でもあり、仕事と家庭の両立に励む毎日を送っています。

私は長年、生徒たちに「ふせん」の活用を勧めてきました。この記事では、新著「子どもの学力は『ふせんノート』で伸びる」でも紹介してきた「ふせん」の活用法の中で、共働きの夫婦でも生かせる手法を紹介いたします。

まず、冒頭の写真をご覧ください。

これは、実際に私の教え子が「ふせん」を用いてスケジュール管理している様子を撮影したものです。よく見ると分かるのですが、手帳に直接すべての予定を記入していません。

これは、「ふせんノート」のテクニックの1つで、ノート(手帳)は台紙として使うというものです。予定を「ふせん」に記入し、手帳に貼り付けると、次のようなメリットがあります。

□ 日程の変更があったときには貼り替えるだけでOK!

□ やり残したものは翌日以降に貼り替えるだけでOK!

□ 色ごとに種類分けがしやすく、見やすい!

特に、共働きの夫婦では、仕事や夫婦の予定はもちろん、子どもの予定もあり、急な変更は決して珍しいことではありません。いちいち修正テープや二重線で直していたら、手帳が見づらくなるのは想像に難くありません。

そんなとき、予定があらかじめ「ふせん」に書かれていたとしたら、上記のメリットを活用して、容易にスケジュール変更に対応できます。また、「仕事の予定」「夫婦の予定」「子どもの予定」というような予定の種類分けも、「ふせん」の色を使い分けることで見やすくなります。

ちなみに、「ふせん」のサイズに合う手帳を探すのが手間ということを聞きますが、スケジュールの枠に合う大きさの「ふせん」が見つからない場合、自分で大きな「ふせん」をカットして使うのも手です(写真のスケジュール帳を使っている生徒も実際そうしていました)。

スケジュール変更を前提として、「ふせん」に予定を書き込む習慣を身に付けてみてはいかがでしょうか?

■To Do「ふせん」で、仕事も家事も漏れなくこなす

数々のビジネス書に、To Doリストの重要性は述べられています。もしかしたら、この記事を読むような意識の高いあなたは、職場では業務内容を「ふせん」に書いて貼っているかもしれません。その技術を自宅でも応用するわけです。

手順は至って簡単です。

ステップ(1) To Doリストを書く

このとき、少し大きめの「ふせん」に書いていくとよいでしょう。私はこれを「To Doふせん」と呼んでいます。最近では、To Doリスト専用の「ふせん」も商品化されていることから、それらを活用してもよいでしょう。

書くときのちょっとしたコツとして、項目の前に□(チェックボックス)を書くことです。そうすることで、その項目が終わったら□にチェックを入れ、自分のモチベーションを上げることができるからです。

なぜ、「ふせん」にTo Doリストを書くのかといえば、色々な場所に貼り替えることができるからです。

例えば、夜、職場から帰宅するまでの間に思いついたことを「ふせん」に書き留めておけば、帰宅してからすぐ取り掛かることができます。余裕があれば、キッチンやリビングなど、それぞれをなすべき場所ごとに「To Doふせん」を書けると、その場で確認しながら作業できます。夫婦で、お互いに目につく場所に貼っておけば、漏れも少なくなるでしょう。

ステップ(2) 終わったら、チェック

「To Doふせん」に書いた内容が終わったら、チェックを付けます。このとき、なかなかチェックが付かない項目は、優先順位が低いか、もともとやらなくてもいいことかもしれません。

自宅で行う家事・育児を見直す材料になることから、夫婦で確認する材料にしてください。可能であれば、1日に1枚は「To Doふせん」を書き、お互いのやるべきことを確認するクセをつけると良いですね。

■イベントなんて怖くない! 「ふせん」でカウントダウン!

ここで、ちょっとした質問をします。なぜ、年末は盛り上がるのか、あなたは分かりますか?

年末のカウントダウンがあるから、というのが私なりの答えです(もちろん、1年の終わりで気持ちが盛り上がるから・・・というのも正解です)。

人間には、終わりや残りが見えてくるとその貴重さに気づくという性質があります。私はこれを「カウントダウン効果」と呼んでいます。

この「カウントダウン効果」は、日ごろの生活にも簡単に取り入れることができます。例えば、幼い子どもがいる家庭での一大行事といえば、幼稚園や保育園、小学校の遠足や運動会、お遊戯会などではないでしょうか。

それぞれのイベントに共通するのは、一朝一夕で準備ができないという点です。

<主な準備するモノ>

【遠足】・・・お弁当や服装、持ち物などの諸準備

【運動会】・・・体操着や帽子、競技に使う小道具、お弁当などの諸準備

【お遊戯会】・・・演技で使う服装や小道具などの諸準備

これらのものを一気に準備できればいいのですが、特に共働きの夫婦ではそうは簡単にいかず、当日に向けて少しずつ準備することもしばしば。

そんなときに、準備するモノを段階に分けて準備できるよう、「ふせん」に書いてリストアップしておくのです。一覧にするのもいいですが、「毎日コレだけをやればいい!」というような「カウントダウンふせん」もオススメです。

■「それだけをやればいい」と気が楽に

カウントダウン効果を用いた「ふせん」の作り方は次の通りです。

(1)イベント当日までにやるべきことを書き出す

(2)やるべきことを必要日数に分けて、1日にやることを1枚の「ふせん」に落とし込む

(3)やるべき順序に合わせてカウントダウン(残りあと○日)を記入する。

(4)「ふせん」を重ねて貼る

(5)実際に作業しながらチェックを入れ、毎日めくっていく

これは前述の「ToDoふせん」の応用編です。イメージとしては、日めくりカレンダーのようなイメージです。やるべきことが1枚の「ふせん」にまとめられていれば、「それだけをやればいい」と気が楽になりますし、集中できます。

カウントダウン方式にすることで、家族みんなで気持ちも盛り上がります。わが子が小学生であれば、パパ・ママだけでなく、子ども自身の準備にも使える手法ですので、ぜひ活用してみてください。

栗田正行
教師を教える「プロ教師」。1976年、千葉県生まれ。私立高校教師。教員、小・中学生対象の学習塾の教室責任者などを経て、現職。生徒に対する学習指導だけでなく、クラス運営や授業準備、原稿執筆や講演内容の立案にも「ふせん」を活用して、成果を上げる。「わかりやすい」「成績が上がる」授業として、担当クラスで9割以上の生徒・保護者から絶大な評価を得ている。教師・保護者向けの執筆依頼が相次ぎ、「子どもの学力は『ふせんノート』で伸びる」(かんき出版)、「仕事も家事も育児もうまくいく! 『働くパパ』の時間術」(日本実業出版社)など11冊を執筆。「マロン先生の奮闘日記ブログ」を毎日更新中。

[日経DUAL 2017年12月4日付記事を再構成]

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