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有事に強い金を持つ 純金積立ならネットで手軽に 小口購入やネット経由での売買も可能に

2018/2/10

安全資産とされる金の需要は根強い (500グラムの金地金)

北朝鮮や中東の情勢緊迫化といった地政学リスクは2018年も投資の前提として考慮する必要がある。資産価値が毀損しにくいとされる金は資産の有力な分散先だ。一方で予想外の値動きになることもある。価格変動リスクを限定して投資できるのが純金積立だ。インターネットで手軽に購入や売却ができるほか、投資額を柔軟に変えることもできる。より小口の購入にも対応するなど、ネット証券会社の参入でサービスの選択肢も広がっている。

金の国際価格は北朝鮮の弾道ミサイル発射を手掛かりに17年9月、国際指標となるニューヨーク市場の先物価格で一時1トロイオンス1360ドル台まで上昇した。米国の利上げペースをにらみ価格は上下したものの、現在も1340ドル前後で推移する。世界的に上昇する株式相場の下落を想定し、ファンドなどの投資家が資金を振り向けている。

最近は米政権幹部のドル安容認発言をきっかけに上昇に弾みがついた後下げに転じるなど、値動きが大きくなる局面もみられる。国内も東京商品取引所の金先物価格が1グラム4700円台と約3年ぶりの高値圏にある。

■手数料下げ競う

純金積立はあらかじめ決めた一定額で毎月、自動的に金を購入する仕組みだ。買う金の量は相場の動向で日々変わる。預金口座からの引き落としが一般的だ。

田中貴金属工業(東京・千代田)や三菱マテリアルといった貴金属商や非鉄大手が始めたサービスで、最近はインターネット証券会社が取り組むようになった。現在は10社以上が手掛けている。

例えば金の小売価格は現在、1グラムあたり約5千円。毎月(20営業日)で1万円購入すると決めた場合、1日約0.1グラムずつ買うことになる。2500円に下がれば同0.2グラムに増える計算だ。相場が上がるほど購入量が減り、高値づかみをするリスクを抑えることができる。毎月1千~3千円から1千円単位の設定が可能なところが多く、気軽に始められる。

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