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ベーシックな良品が多数お目見え 腕時計の最新見本市 エルメスも初参加 スイスの「ジュネーブサロン 2018」

MEN’S EX

2018/2/12

MEN'S EX

 世界の高級腕時計メーカーが集結する国際見本市「ジュネーブサロン」(SIHH、Salon International de la Haute Horlogerie)が1月15日からスイス・ジュネーブで開かれた。今年で第28回目を迎えた会場に展示された新作時計の数々を紹介する。




今年の新作を時計王とともにウォッチ!

ヴァシュロン・コンスタンタンの新コレクション「フィフティーシックス」のディスプレイの前で記念撮影する松山さん(下の写真)。上の写真は会場に掲げられた大きなディスプレー

 「時計界」の新年は、ジュネーブで明ける。1月15日に開幕したSIHHの会場に、今年も時計王・松山 猛さんの姿があった。今年はエルメスが初参戦を果たし、小規模なアトリエ系ブランドの出店数も増加。加えてフランク ミュラー率いるWPHHやプレ・バーゼルを市内で行うブランドもあり、例年以上に過密な取材スケジュールを精力的にこなした松山さんは「多くの人が手にしやすい、リアル・ウォッチが増えている」との印象を持ったという。

「いい意味で突拍子もない複雑時計もありましたが、ベーシックな機構の良作が多かった。サイズも39ミリ以下の新作が多数登場した今年は、いわばサンキュー・イヤー(笑)」

 各ブランドがブースのデザインに凝るSIHHは、今年で第28回を迎えた。そのすべてを取材してきた松山さんは今年の特徴について「SIHH初期のような真面目顔の新作が中心で、機械式の魅力が再認識できました」と話す。

 ただシンプルで小さいだけでなく、ケースやダイヤルの仕上げが向上しているのも今年の傾向のひとつだ。「ダイヤルの色でも、様々な表現に挑んでいた」という今年のトレンドの詳細は、「MEN'S EX」オンラインでも紹介している。

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■A. LANGE & SOHNE
A.ランゲ&ゾーネ1815『ウォルター・ランゲへのオマージュ』

特殊な機能に託すブランドの歴史

6時位置のスモールセコンドとは別に、センターに置く大きな秒針は1秒刻みで運針するジャンピングセコンドに。2時位置のボタンで作動/停止もできる150年前の創業者の発明を、現代に復活させた。限定145本。手巻き。径40.5mm。18KWGケース。アリゲーターストラップ。
予価534万円。9月以降発売予定(A.ランゲ&ゾーネ)


■AUDEMARS PIGUET
オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア・クロノグラフ

現代に蘇った1993年製初代モデル

誕生25年を記念し、初代『オフショア』の姿が完全に再現された。一方、ムーブメントは2007年発表の高性能な自社製を搭載。初代ロイヤル オークに倣ったダイヤル装飾は、現行モデルにないスタイルで新鮮だ。自動巻き。径42mm。SSケース&ブレスレット。
予価275万円。2月発売予定(オーデマ ピゲ/オーデマ ピゲ ジャパン)


■BAUME & MERCIER
ボーム&メルシエ クリフトン ボーマテック

高性能をエレガントな外装が包む

スリムな楔形インデックスとランセット(柳)型針とが織り成すシャープに洗練された外観に、初の自社製ムーブメントが潜む。脱進機とヒゲゼンマイをシリコン製とし、高精度と120時間駆動を実現した高性能が享受できる。自動巻き。径40mm。SSケース。アリゲーターストラップ。
予価29万円。4月発売予定(ボーム&メルシエ)


■CARTIER
カルティエ サントス ドゥ カルティエ

新生サントスはブレスに技あり

1904年に誕生した初の本格的腕時計を現代に再構築。ベゼル形状を改め、ブレスとの視覚的一体感を高めた。そのブレスは、工具なしで付け替えが可能だ。自動巻き。41.9×35.1mm。SS+18KYGケース&ブレスレット(カーフストラップ付属)。
予価98万円。4月発売予定(カルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)


■FRANCK MULLER
フランク ミュラー ヴァンガード マスターバンカー スケルトン

傑作3タイムゾーンの新たな表現

主針と上下のインダイヤルとで3つの時間帯が表示できるメゾン初期の傑作を、マニッシュなヴァンガードに初搭載した。さらに同機構初のスケルトン化でメカの一部を見せ、ダイヤルは表情豊かに。自動巻き。53.7×44mm。クロコダイル+ラバーストラップ。
価格・発売時期未定(フランク ミュラー/ウォッチランド東京)


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