変わりたい組織と、成長したいビジネスパーソンをガイドする

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今いる企業で活躍することを目指していれば、30代にもなると標準以上の成果を出せるようになっているはずです。ただ、将来役員にまで出世できそうか、というとまだわかりません。そんな状況でがむしゃらに今の仕事を頑張るのもよいのですが、少し視点を変えてみてはいかがでしょう。前回紹介したようにスキルや経験を「翻訳」するには、外部の視点を持つことが重要だからです。そしてスキルや経験の「翻訳」は、社内での出世にも役に立ちます。

プライドの高さはいつまで維持されるのか

多くの優秀なビジネスパーソンとお話ししていて、特に一流企業の方に多い傾向があります。それは極めてプライドが高いこと。

たとえば一流企業の管理職向けに講義を行っていると、こう言われることがあります。

「講師の先生には申し訳ないのですが、私たちは●●社の課長級ですよ。講義いただいているレベルの内容なんて、もうみんな当然のように知っていますよ」

たしかに優秀な方々で、知識としてはすでに備えておられることも多い。そしてその知識や経験を踏まえて、社内の現実の課題解決を検討してみください、とワークを依頼すると、しっかりとした検討をしてくださいます。

もちろん若干足りない点などはあるので、そういう部分を講義やケースワークなどで補っていきます。そうして学びを実感して、実践につなげていただけるようになります。

金太郎飴型の出世はもうなくなっている

さて、そういう方々と数年して再会することがあります。私たちは社外のコンサルタントなので、その間にどのようなことがあったかはわかりません。だから新鮮な視点で再会するのですが、5年もすぎれば完全に2つのタイプに分かれてしまっています。

第1のタイプはいわゆる勝ち組です。

研修の後順調に出世し、今や部長や執行役員、取締役などに出世している人たちです。

一方、第2のタイプは負け組、というわけではありません。そもそも選抜されて研修に出ておられた方々ですから、優秀な方々であることには間違いありません。ただ、どこかぱっとしないままで過ごしておられる方々が第2のタイプです。

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