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高杉真宙 若手男優の成長株、俳優としての目覚め

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NIKKEI STYLE

若手男優の成長株として注目を集める高杉真宙。1月から連続ドラマ『賭ケグルイ』がスタートし、3月3日からは映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』が公開。その後、映画主演作が続く。それぞれに取り組む心境や俳優としての目覚めを語ってくれた。

12年から6年間出演したファブリーズのCMでの長男役や、13年の『仮面ライダー鎧武/ガイム』での龍玄役で広く知られるようになった高杉。映画『ぼんとリンちゃん』(14年)など、これまでにも主人公を演じる経験はしてきたが、17年は主演2作を含む映画6本が公開になり、連ドラ『セトウツミ』でも内海役で主演。飛躍の年になった。

「17年は、1年前から撮ってきた映画が全部公開された年で、みなさんに見ていただく機会がやっときたという感じで、うれしかったですね。何作品か間を空けずに撮っていたので、監督によって演出が全然違うんだなというのが実感できたのは、俳優としての成長につながったと思います。

廣木隆一監督の『PとJK』では、お芝居を削るというか、ナチュラルさを求められたんですけど、英勉監督の『トリガール!』では付け加える感じの大きな演技が多くて。そのすぐ後に、黒沢清監督の『散歩する侵略者』の撮影に入ったんです。僕は全く意識していなかったんですが、黒沢監督に『声が大きい』と言われて。戸惑いつつ、監督の求めるトーンに合わせられるように頑張りました。

貴重な体験だったのは、小林啓一監督の『逆光の頃』です。京都の高校2年生の役で、クランクイン前に、京町家に10日間ぐらい住ませてもらえて、じっくり役作りができました。連ドラの『セトウツミ』は難しかったですね。方言の壁って大きくて。僕は福岡出身なんですけど、ずっと関西弁で、セリフ量も多かったので、めちゃくちゃ大変でした。瀬戸役の葉山奨之君は大阪出身で、ネイティブなんですよ。2人のおしゃべりが中心の作品だったので、挑戦でしたね。会話劇での間とテンポっていうのは、スキル的にもほしいと思っていたので、必死に食らいついて、勉強させていただきました」

18年は、1月から連ドラ『賭ケグルイ』がスタートし、3月には『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』が公開。その後、『世界でいちばん長い写真』『虹色デイズ』と、映画主演作が続く。

「『賭ケグルイ』では、『トリガール!』の英監督とご一緒しています。ギャンブルの話で、内容も登場人物のキャラクターもヘビーで濃いんですよ。主人公の夢子(浜辺美波)から虐げられる挙動不審な鈴井という役で、初日からポチと呼ばれてボコボコにされました(笑)。英監督とのお仕事では、毎回新しい自分を発見できます。鈴井は全力を尽くす子なので、恥じらうことなく演じ切りたいです。

『プリンシパル』は、オール札幌ロケで、きれいな世界観でしたね。いくえみ綾先生のマンガで描かれているものを、どこまで引き継いでリアルに見せるか、そのあんばいに悩みました。和央という子が持つ、人気者だけれどカッコつけない感じを、自然に表現するように心がけて。共演の小瀧望君は同い年、黒島結菜さんも同学年だったんですよ。みんなでお話したりして、学校みたいな感じでした。

不思議な感覚になったのは、『世界で一番長い写真』です。17年の夏に愛知県の知多半島で撮影して。日本福祉大学が舞台で、学生さんのほとんどの方にエキストラで出ていただいたので、僕も日福生の1人という気持ちで演じられました。学生時代を本当に知多半島で過ごしたんじゃないかって錯覚するぐらい、心に残っています。

『虹色デイズ』も楽しかったですね。男同士4人の、高校生の何とも言えないくだらない感じが最高でした。撮影後は、佐野玲於君、中川大志君、横浜流星君と会えなくなるのが寂しかったです。大志君との共演はもう5回目で。最初は僕が中1で大志君が小5だったので、こうやって何度も共演できるのはうれしいですね」

コミックの原作ファンを納得させる演技力

『PとJK』や『セトウツミ』『賭ケグルイ』『虹色デイズ』など、17年、18年の作品ともコミック原作が多く、マンガ好きな高杉は「うれしいと同時に、このキャラクターを自分が演じていいのかと悩むことも多い」と言う。21歳ながら、すでに8年のキャリアがあり、原作ファンを納得させる演技力があるのも高杉の強み。俳優としての目覚めはいつだったのか。

「1つは、WOWOWのドラマの『學』(12年)です。初めて泣く演技があったんですけど、雨宮望監督が『カメラを回しっぱなしにするから、泣くまでセリフを言うな』って、厳しく指導していただいて。あの経験がなかったら、演技ってどういうことなのか、分からないままだったと思います。

もう1つは、『逆光の頃』でもご一緒しましたが、高校生のときに『ぼんとリンちゃん』で小林監督と出会えたときですね。リハーサルだけで2カ月かけるぐらい、じっくりと取り組めた作品です。自分で考えたプランも色々と試せて、『演技をしたい』って気持ちが湧き上がりました」

純粋に仕事が楽しくなってきた実感

20代になり、以前よりも同世代との共演が増えるなか、自分の立ち位置はどう感じているのか。

「うーん、あまり意識していないですね。むしろ、すごく負けず嫌いなので、世代を問わず、共演者のすてきな演技を見ると、『負けないぞ』っていうエンジンにはなっています。以前、5歳の子役の子にまでそういう感情になって、自分でも驚いたことがあるんですよ(笑)。でも、何度か共演している清水尋也君は気になる存在です。独特の雰囲気があって、自分にはないうらやましいものを持っていますし、刺激を受けます。

今は、純粋に仕事が楽しくなってきたという実感があります。目標は『また一緒に仕事をしたい』と思われる役者になること。英監督や小林監督にもう一度呼んでいただけたときも、本当にうれしくて。『この役をやらせたい』と思われる人になれるように、日々努力を重ねたいです」

(ライター 内藤悦子)

[日経エンタテインメント! 2018年2月号の記事を再構成]

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