川栄李奈 空気を読むのは得意、「察する力」で飛躍へ

日経エンタテインメント!

2017年は13本のドラマや映画に出演。もはや「AKB48出身」との肩書は必要ないほど、川栄李奈が女優としての存在感を示した。自分の強みを「空気を読むのは得意」と分析。集団(AKB48)にいたから身に付いたという「邪魔をせず、出るべき時には前に出る『察する力』」を生かして、脇役からブレイク。飛躍の18年は映画初主演が控える。

1995年2月12日生まれ。神奈川県出身。15年にAKB48卒業、女優として活躍。17年はドラマ『コウノドリ』『下北沢ダイハード』などゲスト出演も多数。衆院選のキャラクターも務めた(写真:中川容邦)

17年に演じた役柄は幅広い。ドラマ『フランケンシュタインの恋』の元ヤンキー工務店員から、『僕たちがやりました』のエロかわ女子高生、au「三太郎」CMの態度がビッグな織姫まで痛快に演じきった。一方、ドラマ『感情8号線』などでは繊細な演技も披露。映画『亜人』では、アクション女優としても可能性を感じさせた。

「『お芝居をしたい』『いろんな役をやりたい』と思ってAKB48を卒業したので、幅広い役柄をたくさん演じられて、すごくうれしい1年でした。私にとってお芝居の魅力は、別人になれること。自分を出すのがあまり好きじゃないというか、苦手なので、役として笑ったり泣いたりできるところが好きなんです。

演じ分けは特に意識してなくて、どんな役でも台本を読んで、『こういう感じかな』と想像して現場に行くだけ。『ここでこうする』とかあまり決めずに、感覚で演じてます。例えば『フランケンシュタインの恋』はヤンキーみたいな子という設定だったので、昔のドラマで見たりしたヤンキーのイメージを膨らませて、明るいヤンキーを意識して演じました。『僕たちがやりました』は、『学校にこういうブリッ子っぽい子がいたなあ』とか思い出しながら、女子に嫌われそうな子を心掛けました(笑)。『僕やり』はラブシーンも多かったですけど、抵抗はなかったです。役者と呼ばれる人は基本、何でもやるじゃないですか。だから、『お仕事なんで!』っていう感じ(笑)。『元アイドルだから』とかは気にしたことがないです」

作品のスパイスとなる存在に

10年、15歳の時にAKB48のオーディションに合格。12年に選抜メンバー入りを果たし、バラエティー番組でも活躍を見せた。14年のドラマ『ごめんね青春!』で女優業の楽しさを知り、翌年、AKB48を卒業。16年のNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』で女優として脚光を浴びた。そして17年は、auやオリックスなど5社のCMにも起用。4本の連ドラにレギュラー出演し、オリコンの「2017年ブレイク女優ランキング」では2位に選出されている。

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