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五輪警備にIT「三種の神器」 スカイツリーからも監視 4K映像を5Gで伝送、AIで解析 セコムとALSOKが実験

2018/2/27 日経産業新聞

セコムとKDDIは5Gを使った広域監視の実証実験を共同で実施した

2020年に次世代通信規格「第5世代(5G)」が実用化されるのをにらみ、セコムや綜合警備保障(ALSOK)がかつてない技術革新に挑んでいる。5Gでは鮮明な画像を大量に蓄積して人工知能(AI)で解析、不審者の動きを察知し犯罪を未然に防ぐことも可能だ。20年は東京五輪・パラリンピックとも重なり、5Gがもたらす「警備革命」を示す格好の舞台となりそうだ。

■周辺1平方キロの車両の異変検知

「カンブリア紀に生物に目が生まれて爆発的に進化したように、警備技術も5Gの登場で様変わりし安全性を大幅に高められる」――。NTTドコモと共同で5Gを活用した次世代警備システムの開発を進めるALSOKの桑原英治執行役員待遇はこう強調する。

カンブリア紀とは今から5億年前後も昔の古生代の時代だ。三葉虫など節足動物が登場し、生物は目を持ち、種が爆発的に進化した。桑原氏が警備技術の今後の行方を「カンブリア紀」になぞらえるのは「5G、AI、4Kが『三種の神器』として同時に発展する千載一遇のチャンスが来ている」からだ。4Kが「目」、AIが「頭脳」、5Gが「神経」として劇的に進化中だ。

象徴的なのが東京スカイツリーに設置された「天空の目」だ。ALSOKが17年秋からNTTドコモなどと共同で進める5G警備の実証実験では展望台などに4Kカメラが設置され、周辺1平方キロメートルの道路を隅々まで監視している。鮮明な4K映像ゆえ遠く離れた車両のわずかな動きの異変も分かる。遠隔地の監視センターのシステムでAIが映像を解析し危険運転する車両などをリアルタイムで検知する。

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