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投資に勉強なんていらない 応援したい企業を探そう ようこそ、投資を始めた若者たち(中)

日経マネー

2018/4/5

写真はイメージ=123RF
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さわかみあつと 1973年ジュネーブ大学付属国際問題研究所国際経済学修士課程履修。ピクテ・ジャパン代表取締役を務めた後、96年あえてサラリーマン世帯を顧客対象とする、さわかみ投資顧問(現さわかみ投信)を設立(撮影:大沼正彦)

国内初の独立系投資信託会社として知られる「さわかみ投信」。同投信を立ち上げた澤上篤人氏は、長期投資こそ資産形成の有用な手段だと説く。投資に馴染みのない若い人たち向けに、長期投資への向き合い方について解説してもらった。

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本物の長期投資の第2は、信じられないかもしれないが、投資の勉強などしないことだ(前回記事 「『投資でひともうけ』はダメ お金はゆったり働かせる」はこちら)。

よく投資というと、すぐ経済の知識を持ちなさいとか、投資の勉強をするようにと教えられるよね。そういった勉強は一切やらなくていい。むしろ、下手に勉強などやってもらっては困る。

本当に経済とか投資に、全くトンチンカンでもいいの? 勉強してはいけないって、本当ですか?

毎日の生活で考えてみようよ。例えば、近くのスーパーで夕飯のお買い物をするじゃない。その時、日本の経済成長率が鈍っているから、おかずを4品から3品に減らそうなんて、絶対に考えないよね。それよりも、この食材パック10円も安くなっている。じゃあ買おうかとなるのが普通じゃない?

実は、もうその段階で経済は動いているのよ。消費者が毎日の買い物で、どの商品を選び、いくら支払ったかなどが、どんどん積み上がっていく。それらを全部まとめたものが、経済成長率とかの大きな数字になる。

でも、考えてごらん。そういった数字が積み上がっていく前に、もう企業の売り上げは立っているし、ビジネスは着々と進められているじゃない。

株式投資って、そういった企業のビジネス活動を、生活者として応援していくだけのこと。だから、経済の知識とかなくたって構わない。もちろん、投資の難しい勉強なんて、しなくてもいい。

投資の勉強もしないの? むしろ、絶対にやってはいけない。

投資なんて、安く買って高く売るだけのこと。暴落相場などで、多くの投資家が真っ青になって売っている時なら、安いに決まっている。そこで買っておけば、安く買えるじゃない。

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