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乃木坂46 夢の東京ドームを超え、次は海外へ進出

日経エンタテインメント!

2018/2/5

 2017年11月に念願の東京ドーム公演を実現し、17年のライブ総動員数は46万人を超えた乃木坂46。トップアイドルグループの座に就いた今、グループとして視野に入れるのは海外への進出だ。17年の活動を振り返り、次に描く未来を探ってみよう。

(写真:佐賀章広)

 17年の乃木坂46はCDでは、3月発売の『インフルエンサー』で初の実売ミリオンセールスを達成。続く『逃げ水』(8月発売)、『いつかできるから今日できる』(10月発売)とリリースした3枚のシングルはすべてミリオンヒットとなった。

 ライブでは2月に3日連続でさいたまスーパーアリーナにて「BIRTHDAY LIVE」を開催し約10万人を動員。「真夏の全国ツアー」で7月の明治神宮野球場を皮切りに、仙台、大阪、名古屋、新潟、そしてツアーファイナルとなった初の東京ドーム2日間公演で、計約29万人を動員した。アンダーメンバーは地方ツアーを積極的に行い、17年のライブ総動員数は46万人を超えた。アイドルグループとしてトップの座にいることを数字で示したといえる。

 CMでも「バイトル」や「マウスコンピューター」「じゃらん」など出演本数が増加し、日頃アイドルに興味のない層が乃木坂46を目にする機会が増えている。

■女性からの支持が3割以上

 さらにグループの勢いを加速させているのはメンバーのソロ活動の活発化だ。その代表は乃木坂46の「美の象徴」と称される白石麻衣。13年3月から女性ファッション誌『Ray』の専属モデルを務め、それまでは女子アイドルがリーチできなかった同性ファンを多く持つ。

 2月に発売された白石の2nd写真集『パスポート』は、初版10万部・累計発行部数25万部を記録(17年12月現在)。「オリコン2017年・年間本ランキング」の写真集部門で1位に輝いた。乃木坂46メンバーのソロ写真集は、男性ファンには写真集でしか見せない水着姿や、大人っぽいショットが訴求。女性ファンからは、憧れのお手本として支持を集め、白石の写真集は女性購入者が3割を超えるという。

 モデルとしてランウェイを歩く機会も多い。9月には「Girls Award 2017 AUTUMN/WINTER」に出演。ベージュのチェック柄スカートをひらめかせ、投げキスを披露して会場を沸かせた。また、11月放映のバラエティー番組『金曜★ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では30人の女性芸能人の中から、一般女性100人が選んだ「なりたい顔ランキング」の1位に輝くなど、同性からの支持は高まる一方だ。

 そんな白石はソロ出演CMも増加中だ。17年11月から資生堂「マキアージュ」の新ミューズに選ばれた。長谷川潤、水原希子に続く3代目となり、CMでは大人の魅力を披露する。また、白石以外のメンバーも写真集、CM、ドラマでの活躍が増える一方だ。

 こうみると、乃木坂46の強みは、グループ、そしてメンバーのソロ活動の両輪がうまく回っていること。この強みは18年も続いていきそうだ。

 グループとしては、東京ドームという国内最大規模の会場でライブを実現した現在、次のステップとして視野に入れるのは海外への進出だ。17年11月には、シンガポールのイベントでライブを行いアジア初進出。2月11日には香港でのイベントに出演する。また、従来は日本国内からのみ試聴が可能だった「乃木坂46オフィシャルYou Tubeチャンネル」が、全世界向けに配信される。

(ライター 高倉文紀、日経エンタテインメント!編集 伊藤哲郎)

[日経エンタテインメント! 2018年2月号の記事を再構成]

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