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大化け株は「Jカーブ」を描く この発見で資産数億円 すごく勝ってる個人投資家の銘柄選定術(下)

日経マネー

2018/3/12

写真はイメージ=123RF
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 大半の銘柄が割高になる中、依然として価格が大幅に上昇して「大化け株」になると期待できるのが、IPO(新規株式公開)に踏み切って間もない株だ。そうした銘柄の中には、まだ成長の初期の段階にあるものが含まれている。業績の拡大が今後も続き、それに連動して株価も大きく上がる可能性がある。

 上場したての銘柄の中から成長株を見いだして投資する。そのポイントについて、日経マネー誌で「エナフンさんの株で勝つ!」と題するコラムを連載している人気株式投資ブロガー、奥山月仁さん(ハンドルネーム)に取材した。

 「新規に上場した後も業績を伸ばし続け、10倍高を達成した銘柄の株価チャートは、判を押したように似ている」と奥山さんは話す。

 まず上場からしばらくは、業績が伸びていても、株価は下がり続ける。IPOで注目した投資家たちの関心が徐々に薄れ、その銘柄を売却して別の銘柄を購入する動きが相次ぐからだ。この下落期間は銘柄ごとに異なり、中には2年に及ぶものもあるという。

 だが、短期に売却益を上げる目算で購入していた人たちが売り切ると、株価は下げ止まって上がり始める。そして、公開直後に付けた初値を超えて、さらに大きく上昇していく。その結果、株価チャートの軌道はおしなべて「アルファベットのJを右側に傾けたような形になる」。そこで奥山さんはこの株価チャートの形を「Jカーブ上昇」と名付けた。

■自ら情報集める工夫が必要

 奥山さんはJカーブ上昇を実現した典型例として、人材派遣会社のウィルグループ(東1・6089)や低価格帯のトンカツ専門店「かつや」を展開するアークランドサービスホールディングス(東1・3085)などを挙げる。

 「成長が続いている限りはいつ購入しても勝てる可能性が高い。ただし、まとまった数量を買い集めたいなら、上場後のまだ下落が続いているうちがいいだろう」

 奥山さんはこう話し、次のように続ける。「株価がJカーブ上昇を描く大前提は、成長、すなわち業績の拡大が持続すること。上場したばかりの企業の情報は少ないので、成長の持続性を確認するのが容易ではないケースがある」

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