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管理職として活躍する女性が仕事やプライベート、働き方への思いを自らつづるコラム「女性管理職が語る」。第6回は、ECC取締役の塚田訓子氏です。

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女性が安定して社会で働くには、多くの方の理解とサポートが必要だと思っています。私もこれまでにたくさんの人たちにサポートしてもらいながら、働き続けてきました。まずは家族です。

子どもが小さい頃は「○○ちゃんのお母さんはいつもおやつを手作りしてくれるんだってー」などと言われたものです。そんなとき、私は「それは残念でした。でも仙台に出張して『萩(はぎ)の月』を買ってきてくれるお母さんもいいと思わない? 来週、仙台に出張するんだけどなー。どうしようかなー」と言い、子どもに「買ってきてー」とねだらせました。

地域の子ども会の役員になったとき、私は「花壇係」をやろうとしました。すると、役員仲間が「花壇係は夏の間は毎朝花壇の水やりをしなきゃいけないから、塚田さんは無理だと思うよ。イベント係だったら、準備は他の2人でやるから、当日だけしっかり働いてよ」と言われ、ありがたくその言葉に従いました。もちろん、当日はかなりこき使われました。

子どもの急な病気で休んだり、学校でけがをした子どものお迎えで早退したりしたこともありました。そんなとき、職場の人たちはいつも快く手助けしてくれました。

多くの人たちの理解とサポートを得るには、どうすればいいのでしょうか。私が心がけていたのは「まずはこちらがサポートできるときはする」ということです。

誰しも風邪気味だったり、忙しかったりすることはあります。そんなとき「手伝おうか」とか「代わりにやっておこうか」などと申し出ることはできます。それ以外でも「資料の確認、半分手伝うよ」「明日の研修の準備は代わりにやっておくね」といったように、できることは率先して行うようにしていました。

ご近所の人たちに対しても、誰もがゆっくりしたい日曜日に「今日は1日子ども預かるよー」と声をかけたり、春休みに近所の子どもたちを数人ひきつれてテーマパークに行ったりしたこともありました。

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