マネー研究所

最新投信ランキング

毎月分配型はランキング圏外に 金融庁への「配慮」で

日経マネー

2018/2/13

日経マネー

今回は過去6カ月間(2017年11月末時点)に新規設定された投資信託の当初設定額ランキングを取り上げる。首位は「SMBC・アムンディ プロテクト&スイッチファンド」で、当初設定額は約600億円。基準価額が過去最高値の90%水準を下回りそうになると、繰り上げ償還に向かうタイプだ。17年の年間で見ても、当初900億円以上を集めた「GS グローバル・ビッグデータ投資戦略 Bコース(為替ヘッジなし)」に次ぐヒット商品となった。

ランキングを見ると、上位に毎月分配型はゼロ。11本が年1回決算型、4本が年2回決算型だ。この背景の一つが金融当局の姿勢。販売会社が「売りやすい」からと、長期資産形成にそぐわない毎月分配型の販売に傾斜することを当局は苦々しく思っている。そのため販売会社は、意識的に毎月分配型の販売を控えている。ある大手銀行では3年前に8割を超えていた毎月分配型の販売比率が、足元では2割程度まで低下したという。

ランキングには様々なタイプが並ぶ。ビッグデータやAI(人工知能)を使って運用する投信、国内外の中小型株投信の他、募集期間が限定される「限定追加型」なども入ってきた。急速な「毎月分配型離れ」を見ても、販売会社の方針が個人に与える影響は大きい。顧客本位の重要性が叫ばれる中、販売会社本位の「売りやすさ」をまた別のところに求めるのは避けてほしい。

(格付投資情報センター)

[日経マネー2018年3月号の記事を再構成]

日経マネー 2018年3月号

著者 : 日経マネー編集部
出版 : 日経BP社
価格 : 730円 (税込み)


マネー研究所 新着記事

ALL CHANNEL