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言葉の使い方を間違えて相手に誤解されてしまった。そんな体験はどなたにもあると思います。日本人向けの英語教育で豊富な経験を持つデイビッド・セインさんが、日本人が間違えやすい英語の使い方を解説します。今回は、sinceの使い方。日本人は現在完了進行形になじみが薄いため、うっかり誤用しやすいようです。

◇  ◇  ◇

勉強するときはいつも完全を目指す。しかし会話をするときは通じることを目指す。これが英会話には必要なポイントです。相手を前にして英語を話すときは、完璧な英語でなくても構いません。間違いがあってもいいのです。フレンドリーに笑顔で話せば、不完全さは補われます。間違いを恐れず英語を話しましょう。そして勉強するときは完全を目指しましょう。

お昼休みのひととき。ランチをしながら、皆で和気あいあいとおしゃべりの真っ最中。「そう言えば、オサムってここで働いてもう何年経ったのかしら?」ナンシーのふとした疑問に対するオサムの答えにナンシーの頭は??? ここでひとつ、またオサムは勉強することになります。

それはこんな会話でした。

Nancy: So, how long have you been working here?
Osamu: I joined the company since 2005.
Nancy: Huh?… So you keep getting fired and rehired?
Osamu: No, of course not!

日本語に訳してみるとこうなります。

ナンシー:それで、いつからここで働いているの?
オサム:2005年から会社に入ったんだ。
ナンシー:はあ? じゃあ、あなたは「解雇されて、また雇われて」を続けているの?
オサム:違うよ。もちろん、そんなことはあるわけないよ!

オサムのひと言。I joined the company since 2005. 「2005年から会社に入ったんだ」。日本語で聞けば、それほど違和感がないかもしれません。しかし英語にすると、ナンシーの頭にはてなマークがいくつも飛び交うほど変な表現なのです。

ではどう言えば、よかったのでしょう?

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