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あなたのコミュニケーション改善法 鍵はスポーツ?

"もったいない"脱出の仕事術

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NIKKEI STYLE

新しい年になって1カ月近く。昨年12月の記事「来年を充実した年に 『やりたい』を実現する方法3つ」で2018年の「やりたいことリスト」をつくった皆さんはその後、実現に向けて進んでいますか? 記事を読んだ方たちから「今年は中国語を勉強したい」「体重を落としたい」「結婚を決めたい」など、いろいろな「やりたいこと」をメールでお知らせいただいて、たいへんうれしかったです。

「空手の五段をとる」を今年のやりたいことリストに入れた私はこの1月、4年ぶりに神奈川・江ノ島で空手の寒稽古に参加しました。海に入っての稽古は寒かったですが、まさに身も心も引き締まり、決意を新たにできました。スポーツは身体面だけでなくメンタル面にもとても良い影響を与えてくれますね。

スポーツといえば、コーチングをする中で最近気付いたことがあります。仕事などにおけるコミュニケーションのスタイルを改善しようとするとき、頭の中でスポーツをイメージするとうまくいくのです。コミュニケーションの問題を解決できれば仕事上の成果につながったり、イライラやストレスを減らしたりできるはずです。

2つの「ダメな」コミュニケーションスタイルの例と、その改善法を説明しましょう。

「一方通行、しゃべりすぎ」:改善には → テニスをイメージ

サチコさんは営業担当です。顧客とミーティングする際は、良い結果を出したいと考えて念入りに準備をします。そして説明を始めると、たくさんの情報を伝えなくてはいけないと思い、どんどん話します。少し緊張するせいか、いつも早口になります。

しかし現実は、商品やサービスのセールスにはなかなか結びつきません。なぜでしょうか。

問題は、サチコさんの「伝えたい」という思いが強すぎるあまりに、相手の反応を見ておらず、コミュニケーションが一方通行になってしまっていることです。相手は話の内容には興味がなかったり、少し別のところに興味があったりするかもしれません。そこに別のセールスの可能性があるかもしれないのですが、サチコさんは気付きません。

1対1ではなく、大勢を相手にプレゼンテーションをするときなどもこうしたスタイルに陥ることはよくあります。話し手が、準備してきたことを一方的にどんどんしゃべっても聞き手の関心はいまひとつ、というケースです。

一方的なコミュニケーションのスタイルを改善するときに、頭の中でイメージすると役立つスポーツがあります。

それは、「テニス」です!

テニスはボールを打って、相手から返ってきたらまた打ち返してラリーが続いていきますね。強烈なサーブを一方的に打ち込むばかりでは、相手はゲームに入ることすらできません。それがこれまでのサチコさんのスタイルだったのです。

頭の中でテニスのラリーをイメージしながら、できれば信頼できる同僚や友人を相手に何度かロールプレイングで練習をしてみてください。それによって、言いたいことを少しずつ言いながら相手の反応を引き出す、行ったり来たりのコミュニケーションができていきます。そうして相手が本当に関心を持っていることが明らかになり、それに対応ができれば必ず、より良い結果につながるはずです。

「電話会議で存在感がない」:改善には → バスケットボールをイメージ

2つ目の例は、最近グローバル企業などでは多くなった電話会議でのコミュニケーションです。

マユミさんは、グローバルチームのメンバーと定期的に電話会議をします。英語で話すのに少し勇気がいるため、自分から発言することはあまりありません。発言の順番が回ってくると、少し話してから他の同僚に「どう思いますか?」などと振ってしまいます。

こうしたコミュニケーションスタイルの問題点は何だと思いますか? 

マユミさんのところに来た「発言のチャンス」というボールを、テニスのようにすぐ他の人に打ち返してしまうと、彼女が話すチャンスが消えてしまいます。そのため、発言自体が少なくなります。すると、グローバルの同僚は彼女に対して「あまり強力なチームメンバーではない」「あまりチームに貢献していない」という印象を持ってしまいます。フェース・ツー・フェースの会議やビデオ会議と違って、顔が見えない電話会議のような状況ではそうなりがちです。

こういうコミュニケーションのスタイルを改善するときに、頭の中でイメージするといいスポーツとは何でしょうか?

それは、「バスケットボール」です!

バスケットボールは、ボールを持ったらドリブルをして自分の行きたいところまで進めます。そのままゴールにシュートもできます。顔の見えない会議では、発言のチャンス(ボール)がきたら、それを保持したまま、まず自分のゴールまで行くことをイメージしましょう。

顔が見えないとつい不安になって、他の人の意見が聞きたくなりますが、相手の反応を見ながらテニスのように行ったり来たりするコミュニケーションは、電話会議には通用しないと知っておきましょう。

◇  ◇  ◇

2つのケースのどちらも、話すときはなるべくゆっくり話すように意識するといいでしょう。緊張していると、必要なことを早く話し終えて安心したいと思うため早口になりがちです。でも聞き手にとっては、話し手が安心したいなんてどうでもいいこと。早口はただ聞きづらいだけです。

ゆっくり話すと、聞き手にとっては聞きやすい上に、話し手が自信を持って話しているように聞こえます。早口になっていると気付いたら一度深呼吸をしましょう。もちろん楽しい話のときにスピードアップするのは自然ですが、話し方に緩急のメリハリをつけるようにすると効果的です。

スポーツをイメージしたコミュニケーションスタイルの改善法、ぜひ実際に試してみて、効果があったかどうかをメールで教えてください(helen@sasugacommunications.com)。ほかにもコミュニケーション・スキルに関して知りたいことがあれば、簡単でかまいませんのでぜひお知らせください。お待ちしています。

岩田ヘレン
 グローバル・コミュニケーション・コーチ。英ヨークシャー出身、さすがコミュニケーションズ代表。ウイズ株式会社 アドバイザー。日本翻訳者協会理事長、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社コミュニケーション・マネージャーなどを経て2013年にさすがコミュニケーションズ設立。グローバル・ビジネスを想定した企業向けのコミュニケーション・スキル研修などを実施している。著書に「英語の仕事術 グローバル・ビジネスのコミュニケーション」(小学館、Kindle版は1月26日発売)。

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