イタリアの高級時計メーカー、オフィチーネ・パネライは、「ロ シェンツィアート」コレクションの新作として、大幅な軽量化を実現した「ルミノール 1950 トゥールビヨン GMT チタニオ」を発表した。同時に、同社独自の夜光塗料を採用した「ルミノール ドゥエ」、「ルミノール ロゴ」、ガリレオ・ガリレイを記念した「ラストロノモ」の各シリーズで、機能を高めた新作を追加した。
3Dプリンターでケースを成形
2016年に登場した「ロ シェンツィアート」は、3Dプリンターで形成したチタンケースを機械式時計で初めて採用。今回の新作は従来型の文字盤を取り除くなどして機械部分の総重量を約35%軽量化した。同時に部品を支えるプレートなどをスケルトン化したことで、内部の精密な機械構造を裏表両面から見えるようにした。
力強さと簡潔さを兼備
「ルミノール ドゥエ」の新モデルは、シンプルな意匠とスポーツエレガンスの要素を融合するなどした斬新なデザインを導入。ケースは直径38ミリメートル、42ミリ、45ミリの3つの大きさをそろえた。力強さと簡潔さを兼ね備えたベストセラー「ルミノール ロゴ」シリーズは、新しコレクションでストラップのカラーバリエーションを増やした。伝統的なブラックやブラウンのレザーに加え、ステッチを施したブルーやグレーのファブリックも取り入れた。
ムーンフェイズ表示を搭載
「ラストロノモ」はガリレイによる天体望遠鏡観測400周年を記念して2010年に誕生した。新作「ルミノール 1950 トゥールビヨン ムーンフェイズ イクエーションオブタイム GMT」は、月齢の経過を月の形の変化で表すムーンフェイズ表示機能をパネライで初めて搭載した。オーナーが希望する場所の地理的座標に従って表示機能が作動する「パーソナライズ」を可能とした。