シュリンクレザーの長財布 傷が目立たず長く使える新年に買いたい、最新人気ビジネスアイテム(中)

革の表面にシボ(凹凸)がある長財布は長くキレイな状態で使えるという
革の表面にシボ(凹凸)がある長財布は長くキレイな状態で使えるという

新年に入って、今年使う財布を一新しようと考えている人も多いのでは? そこで今回は最近人気の「シュリンクレザー」を使用した長財布を紹介する。前回紹介したコンパクト財布と組み合わせて使うとより便利になるはず。

ナチュラルなシボが上質感漂う

シュリンクレザーとは、革をなめす段階で特殊な薬品をつけ、革表面を縮ませた(シュリンクさせた)レザーのこと。縮みにより、革の表面にシボ(凹凸のあるシワ模様)ができるのが特徴で、傷を目立ちにくくする効果がある。シボは型押しでつけることもできるが、縮ませることで革本来のシワや血筋が強調され自然なシボ目がつけられるので、型押しレザーに比べて柔らかい雰囲気となる。シボの出方は革自体のクオリティーに左右されるため、美しいシュリンクレザーは革が上質である証しでもある。

「シュリンクレザーは風合いが柔らかく、優雅でラグジュアリーなところが魅力」と話すのは、シュリンクレザーを用いたバッグや革小物を展開する人気ブランド、ペッレ モルビダ広報の清水綾乃氏。傷が目立ちにくいため、毎日使う財布の素材に向いているという。「長くキレイな状態で愛用していただけるよう、ヌメ革よりも経年変化が遅いという革の特性にも着目し、シュリンクレザーをセレクトしました」

上品で傷が目立ちにくいシュリンクレザーの長財布。財布を長くキレイに使いたいという人には特におすすめだ。今回は、レザーの扱いにたけた実力ブランドの注目作を3つ紹介する。

スマホも入る大判サイズで便利

ペッレ モルビダの「ラウンドジップ長財布 Lサイズ」(税抜き3万円) サイズ:W20.5×H11×D2.5cm

日本の熟練職人が仕上げたオリジナルのシュリンクレザーを使用。柔らかな風合いで手なじみがよく、見た目より軽いのも特徴だ。

上品なルックスはもちろん、収納力の高さも魅力。2つの札室と、16枚ものカードが収納できるカードポケットを備えるだけでなく、パスポートやスマートフォン(スマホ)まで入るサイズ設計。大判なのでミニクラッチバッグのようにも使うことができ、昼休みの外出や、休日の近所へのお出かけに重宝するだろう。

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バイソン特有のワイルドなシボが魅力