会社員の食習慣に目配り

著者の基本的な考え方を知るには、序章の「人体のメカニズムにそった最強の食事」を読むのがいい。著者がまずやり玉にあげるのが朝1本の缶コーヒー。そこにいかに多くの糖質が含まれているかをデータで示す。そして糖質の過剰な摂取が日々のイライラから肥満や老化、病気を招いていることを明らかにしていく。ビジネスパーソンがしがちな食習慣に目配りしているところが興味を引くポイントだ。

続く第1章で、医学的に正しい食べ方を20項目で簡単に示した後、2~5章でなぜ太るのか、なぜ老けるのか、なぜ病気になるのかといった素朴な疑問に答える形で、食事のポイントを68項目にわたって詳述していく。それぞれの項目には「果物をジュースにしてはいけない」とか「お酒は体に悪くない」とか、興味深いテーマが並んでいるから、基本的な考え方を序章でつかんだあとは、自分の興味に従って項目を拾い読みしてみてもいいだろう。「これをすればいいというわかりやすさが読者に支持されている」というのが、ビジネス書を担当する西山崇之さんの見方だ。

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