時短家事のプロ推薦 「汚れない仕組み」を作るグッズ
「掃除嫌いな人には、便利グッズを駆使して『汚れない仕組みを作る』のがおすすめ」と、知的家事のプロデューサーの本間朝子さん。そのグッズとワザを大公開します。
フロアワイパーを生活動線に置いておく
(Living)
掃除道具は生活動線に合わせ、「見せて収納」。「フロアワイパーはリビングに置いておき、就寝前にリビングから寝室まで移動しながら床を拭けば、毎日ピカピカになります」(本間さん)
伸縮性モップを引き出しに入れて「ながら掃除」
(Living)
すぐ取り出せる場所に、伸縮するタイプのモップを収納。「電話中に棚やエアコンの上をサッとひと拭き。『ながら掃除』もラク」
蓋付きアイテムでホコリを防止
(Living)
テレビなどのリモコンは、静電気でホコリがつきやすい。「ソファの横が定位置の蓋付きカゴへ入れておけば、ホコリ防止になる上、迷子になりません」
モノを「浮かせる」グッズがあると掃除がラクに!
(Living & Kitchen & Restroom)
モノを床や台にじか置きすると掃除が面倒なので、「浮かせるグッズ」を活用。「バッグハンガーや、吸盤付きのフック、突起付きの調理器具がおすすめ」
生ゴミは即席ゴミ箱へ。三角コーナーは不要!
(Kitchen)
「汚れやすい三角コーナーは置かず、蓋を外した保存容器にビニール袋をかけた、即席ゴミ箱を活用。味噌のパックで代用してもOK」
キッチンペーパーで「ミニペーパー」を作り、こまめに掃除
(Kitchen)
キッチンペーパーを縦に裂き3分割したものを、ハサミで3つに切った「ミニペーパー」を常備。「汚れをすぐこれで拭いて捨てられます」
・キレイにしたい場所に養生テープを貼る
掃除をつい後回しにしてしまう場所には、養生テープなどを貼ろう。「視覚的に意識することでやる気が高まり、行動に移しやすくなりますよ」
・面倒な掃除は"所要時間"を意識する
掃除が面倒な場所は所要時間を計ろう。「多くの人が嫌いな排水口掃除も、実は30秒ほど。時間を意識すると、『30秒ならやろうかな』と思えます」
出しっぱOKの掃除道具を見えるところに
(Dress room & Living)
見た目もかわいい100均のミニブラシを洗面台に、カバー付きのハンディモップをソファの横に置いておく。「気づいたときに掃除ができます」
洗顔後の化粧水コットンで鏡を掃除
(Dress room)
鏡や洗面台は水あかがつきやすい。「洗顔後に、化粧水を含ませて顔につけた後のコットンで鏡や洗面台を毎日拭けば、汚れがたまらず、いつでもキレイ」
浴室扉は 急須注ぎ口ブラシでキレイに!
(Bathroom)
ほこりやカビがたまりやすい浴室扉のスリット。「細い溝にぴったりなのが『急須注ぎ口ブラシ』。浴室の外からブラシを入れてゴミをかき出せば、スッキリ!」
排水口はヌメリ防止剤で汚れ知らず
(Bathroom)
「髪の毛やヌメリがたまりやすい浴室の排水口は『ヌメリ防止剤』で解決。おすすめはアース製薬の商品。置くだけで、ヌメリがつきにくくなります」
玄関用ほうきをオブジェのように置いておく
(Entrance)
スッキリしたデザインのほうきをオブジェのように玄関に置いておけば、「ついで掃除」がラク。「燃えるゴミの日は玄関掃除をすると決め、掃除の後はそのままゴミ出しへ」
ペンキのはけで玄関ドアをこまめに掃除
(Entrance)
ドアノブや表札は、ペンキのはけでほこりを撃退。「収納扉の内側に掛けて収納し、いつでも出せるように。100均のはけで十分!」
この人に聞きました
知的家事プロデューサー・自身が仕事と家事との両立に苦労した経験から、時間とムダな労力を省く家事メソッド「知的家事」を考案。著書は「写真でわかる! 家事の手間を9割減らせる部屋づくり」(青春出版社)など。
(写真 吉澤咲子)
[日経ウーマン 2018年1月号の記事を再構成]
ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。
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